第一種電気工事士の過去問 平成30年度（2018年） 一般問題 問25

この問題では、電気工事で使用する工具で誤った使い方をしているものはどれか訊いています。

1.切断機のといしは薄いため、研削として側面を使用すると割れてしまうため誤った使い方です。

2.油圧式圧着工具は、太い電線などで使用する圧着工具で、圧着マークとして成形確認機構が必要です。

3.ノックアウトパンチャは、鉄板に穴をあけるために使用されます。

4.水準器は、水平調整を行うために使用する工具です。

よって正解は、1番になります。

[ 解答　1 ]
[ 解説 ]

高速切断機は、といしを高速回転させ、鋼材などを切断する工具です。といしの側面は、外力に弱く切断面でもありません。研削に絶対使用してはなりません。

よって、「1」の記述は誤っています。「2」～「4」の記述は適切です。

答えは（1）「高速切断機は、といしを高速で回転させ鋼材等の切断及び研削をする工具であり、研削には、といしの側面を使用する。」です。

高速切断機（高速カッタ）は鋼材の研削に使用することはありません。

また、といしの側面を使用することは禁止されています。