第一種電気工事士の過去問 令和2年度(2020年) 一般問題 問4
この過去問の解説 (3件)
答えは(3)960[V・A]です。
オームの法則I=V/R[A] より、抵抗Rに流れる電流Iは、
I=96[V]/12[Ω]=8[A]となります。
同様に、オームの法則I=V/R[A] より、リアクタンスに流れる電流Iは、
I=96[V]/16[Ω]=6[A]となります。
回路に流れる全電流IはI=√(IR2+IL2)[A]で表されます。
I=√(82+62)=10[A]となります。
皮相電力SはS=VI[V・A]で表されます。
S=96[V]×10[A]=960[V・A]となります。
皮相電力というのは、
回路に発生している有効・無効含めた全ての電力の事を指します。
ですので、
求める式は電力[V]×電流[A]。
つまり
S=V×I[V・A]
となります。
回路にかかっている電圧は指定されているので、
回路に流れている合成電流を求めて行きましょう。
抵抗R及びリアクタンスXLにかかっている電圧は並列回路ですので
それぞれ96[V]。
したがって、それぞれの負荷に流れている電流は下記の通りです。
抵抗Rに流れている電流IRは
IR=V/R
=96/12
=8[A]
リアクタンスXLに流れている電流ILは
IL=V/XL
=96/16
=6[A]
最後に、回路の合成電流は
I=√(IR2+IL2)
=√(82+62)
=√100
=10[A]
ですから、回路の皮相電力は
S=I×V
=96×10
=960[V・A]
答えは3の960です。
抵抗12[Ω]の電流[IR]は
I=V/R=96/12=8[A]
リアクタンス16[Ω]の電流[IL]は
I=V/L=96/16=6[A]
全体の電流を求めます。
I=√(IR2+IL2)の式を使います。
I=√(82+62)=√(64+36)=√100=10[A]
皮相電力[V・A]はV×Iで求められますので
VI=96×10=960[V・A]となりますので答えは(3)になります。
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