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第一種電気工事士の過去問 令和2年度(2020年) 一般問題 問37

問題

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CB形高圧受電設備と配電用変電所の過電流継電器との保護協調がとれているものは。
ただし、図中①の曲線は配電用変電所の過電流継電器動作特性を示し、②の曲線は高圧受電設備の過電流継電器とCBの連動遮断特性を示す。
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( 第一種 電気工事士試験 令和2年度(2020年) 一般問題 問37 )
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この過去問の解説 (3件)

19

答えは(4)です。

需要家の主遮断装置は、短絡・地絡事故時に波及事故を起こさないように電力会社と保護協調を取る必要があります。

つまり、①の変電所よりも②受電設備が早く動作しなければなりません。

いかなる時も②が①よりも早く動作しなければならないため、特性を表す線が交わっていてもいけません。

①と②が交わらず、かつ②の受電設備が早く動作している=①の特性線よりも内側に位置しているグラフは(4)となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

答えは(4)番です。

まず継電器は検出範囲内で電気事故等があった場合、

電気事業者側の設備に波及事故を及ぼさないように、

受電設備の継電器の方が、

変電所等の継電器より先に動作しなければなりません。

これにより正常な送電線には電気を送り続け

事故があった回路を切り離す事が出来ます。

こういった保護機器間の調整を

保護協調をとると言います。

この特性を図で表すとすれば

受電設備の遮断特性のグラフ②が

変電所の遮断器の動作特性グラフ①より

いかなる場合においても左側かつ下側になければいけません。

交わっている場合は不正解と考えていいです。

※各曲線がこのような形になっているのは大きな電流が

流れた場合により早く動作する遮断器の特性を表している為です。

これを踏まえ各選択肢を見ていきます。

1,これを見ますと変電所の動作特性①

が受電設備の遮断特性②より早く動作するようになっていて

これでは電気事故があった場合

事故点を含む変電所の継電器が先に動作して、

健全な回路まで電路遮断してしまう事になってしまいます

ですからこれは不正解です。

2,このグラフは大きな電流の場合に

変電所のほうが先に継電器が動作する特性を表していますが

受電設備の方がいかなる場合においても

先に動作する必要がありますからこれは不正解です。

3,この選択肢も2番同様

受電設備の方が先に動作する必要がありますから

この選択肢は不正解です。

4,このグラフは受電設備の遮断特性のグラフ②が

変電所の継電器の動作特性のグラフ①より

左側かつ下側に書かれていますので

この選択肢が正解です。

これによって電気事故があった場合、

受電設備側で先に継電器が動作しますから

電気事業者側設備や周りの受電設備への波及事故を防ぐ事が出来ます。

1

「保護協調」とは、電気の需要家側で発生した事故(地絡事故など)が、

電気事業者側の設備に及ばないように、そして事故時の停電が、

拡大しないようにとる対策のことです。

保護協調を縦軸を時間、横軸を電流値としたグラフで、

変電所、受電設備、配線遮断器の動作特性を表すと、

右下から左上へ上がっていく曲線が3本描かれ、

下から配線遮断器、受電設備、変電所といった順に表されます。

ひとつひとつの曲線の特徴は、

・大きな電流が流れたらすぐに遮断。

・少し異常な電流の場合、その電流が継続して流れ続けていたら、

遮断(切れるまで時間が長い)

・短絡事故及び地絡事故は規模の小さいところから先に遮断

このことから、

・各曲線は交わらない

・規模の小さい遮断器は左下に位置する

以上のことから、選択肢のグラフのうち、

②の方が規模が小さいため、②が左下に位置し、更に線の交わらないグラフは(4)になります。

したがって、答えは(4)です。

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