問題
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地すべり防止工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 .
排土工は、地すべり頭部の土塊を排除し、地すべりの滑動力を低減させるための工法で、その上方斜面の潜在的な地すべりを誘発することのないことを事前に確認した上で施工する。
2 .
杭工は、鋼管杭などですべり面を貫いて基盤まで挿入することによって、地すべり滑動力に対して直接抵抗する工法で、杭の根入れ部となる基盤が弱く、地盤反力の小さい場所に適している。
3 .
押え盛土工は、地すべり末端部に排水性のよい土を盛土し、地すべり滑動力に抵抗する力を増加させるための工法で、一般に排土工と併用すると効果的である。
4 .
アンカー工は、斜面から基盤に鋼材などを挿入し、基盤内に定着させた鋼材などの引張り強さを利用して斜面を安定化させる工法で、特に緊急性が高く早期に効果を発揮させる必要がある場合などに用いられる。
( 1級土木施工管理技術検定学科試験 平成25年度 問26 )