1級土木施工管理技術の過去問 平成30年度 選択問題 問32
この過去問の解説 (2件)
道路の「コンクリート舗装」の「セットフォーム工法」による「施工」に関する問題です。
「セットフォーム工法」とは、路盤上またはアスファルト中間層上に設けた「型枠内にコンクリート」を舗設するコンクリート舗装です。
本問はその際の留意事項についてです。
1.適当です。
コンクリート版の表面は、「水光りが消えるのを待って」、
「ほうきやはけを用いて」、すべり止めの細かい「粗面」に仕上げます。
2.適当です。
隅角部、目地部、型枠付近の締固めは不十分になりやすい箇所なので、
「棒状バイブレータ」など適切な振動機器を使用して入念に行います。
3.適当です。
本文の通りです。
特に、「早期にカッタにより形成する」という部分をおさえておきましょう。
4.適当ではありません。
正しくは、コンクリートの「敷均し」は、材料が分離しないように、
また一様な密度となるように、「スプレッダ」を用いて行う、です。
敷均する=広げる=spread(スプレッド、広げる)です。
ちなみに、レベリングフィニッシャは「平坦仕上げ機械」、
コンクリートフィニッシャは「締固め機械」です。
1→設問通りです。
コンクリート版の表面は、水光りが消えるのを待って、
ほうきやはけを用いて、すべり止めの細かい粗面に仕上げます。
これを刷毛引きと言います。
2→設問通りです。
隅角部、目地部、型枠付近の締固めは、
棒状バイブレータや型枠振動機など適切な振動機器を使用して入念に行います。
3→設問通りです。
横収縮目地に設ける目地溝は、
コンクリート版に有害な角欠けが生じない範囲内で
早期にカッタにより形成します。
4→誤りです。
セットフォーム工法のコンクリートの敷均しは、コンクリートスプレッダを使用します。
レベリングフィニッシャは、コンクリートの敷均しには使用しません。
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