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第一種衛生管理者の過去問 平成28年4月公表 労働生理 問37

問題

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神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
   1 .
神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。
   2 .
中枢神経系には脳と脊髄が、末梢神経系には体性神経と自律神経がある。
   3 .
体性神経は、運動及び感覚に関与し、自律神経は、呼吸、循環などに関与する。
   4 .
大脳の皮質は、神経細胞の細胞体が集まっている灰白質で、感覚、思考などの作用を支配する中枢として機能する。
   5 .
交感神経及び副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。
( 第一種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働生理 問37 )
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この過去問の解説 (4件)

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正解は「神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。」です。

選択肢1. 神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。

「シナプス」ではなく、「ニューロン」が正しいです。

シナプスとは、ニューロン同士の結合間に電気信号が送られることで、情報を伝達するときの接合部にあるものです。

【ニューロン=神経細胞】、【シナプス=ニューロンの繋ぎ目】ということになります。

付箋メモを残すことが出来ます。
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正解は「神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。」です。

選択肢1. 神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。

×:神経系を構成する基本的な単位である神経細胞をニューロンといいます。

選択肢2. 中枢神経系には脳と脊髄が、末梢神経系には体性神経と自律神経がある。

○:脳と脊髄のことを中枢神経といい、中枢神経から出ている神経を末梢神経(体性神経、自律神経)といいます。

選択肢3. 体性神経は、運動及び感覚に関与し、自律神経は、呼吸、循環などに関与する。

○:体性神経は運動や感覚などに作用し、自律神経は生命維持に必要な作用に関与します。

選択肢4. 大脳の皮質は、神経細胞の細胞体が集まっている灰白質で、感覚、思考などの作用を支配する中枢として機能する。

○:ニューロンの細胞体が多く集中するところを灰白質といい、神経線維が多く集中するところを白質といいます。大脳皮質(外側)は灰白質で、大脳髄質(内側)は白質です。

選択肢5. 交感神経及び副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。

○:たとえば、交感神経系は拍動を増進させるが副交感神経系は抑制するといったように、これらは同じ器官に対して逆の作用を有します。

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正解 「神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。」

選択肢1. 神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。

これは、神経細胞のことでニューロンと呼ばれるものです。その樹状突起を接合する部分がシナプスと称されています。本肢は誤りとなります。

選択肢2. 中枢神経系には脳と脊髄が、末梢神経系には体性神経と自律神経がある。

神経系の体系的な分類です。そのまま正しいです。

選択肢3. 体性神経は、運動及び感覚に関与し、自律神経は、呼吸、循環などに関与する。

体性神経は、知覚神経と運動神経に分けられます。末梢神経系の自律神経は、交感神経、副交感神経に分けられます。呼吸や循環に関与することになります。正しい肢です。

選択肢4. 大脳の皮質は、神経細胞の細胞体が集まっている灰白質で、感覚、思考などの作用を支配する中枢として機能する。

本肢の説明の通りとなります。

選択肢5. 交感神経及び副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。

相互に正反対の作用を営む神経構造です。

正しい肢です。

16

誤っているのは「神経系を構成する基本的な単位である神経細胞は、通常、1個の細胞体、1本の軸索及び複数の樹状突起から成り、シナプスともいわれる。」です。

文中の「シナプス」の部分が誤りで正しくは「ニューロン」です。

他の選択肢は文の通りで正しい記述です。

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