問題
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作業環境における有害要因による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 .
窒素ガスで置換したタンク内の空気など、ほとんど無酸素状態の空気を吸入すると徐々に窒息の状態になり、この状態が 5 分程度継続すると呼吸停止する。
2 .
騒音性難聴は、騒音にばく露され続けた結果、内耳の有毛細胞が変性し、永久的に聴力が障害を受けるもので、初期には 4 kHz 付近の聴力が低下する。
3 .
金属熱は、金属の溶融作業などで亜鉛、銅などの金属の酸化物のヒュームを吸入したときに発生し、悪寒、発熱、関節痛などの症状がみられる。
4 .
低体温症は、低温下の作業で全身が冷やされ、体の中心部の温度が 35°C 程度以下に低下した状態をいい、意識消失、筋の硬直などの症状がみられる。
5 .
振動障害は、チェーンソー、削岩機などの振動工具によって生じる障害で、手のしびれなどの末梢(しょう)神経障害やレイノー現象などの末梢循環障害がみられる。
( 第一種 衛生管理者試験 令和2年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問17 )