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一級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科4(構造) 問97

問題

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木材及び木質系材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
構造用材料の弾性係数は、一般に、繊維飽和点以下の場合、含水率の低下に伴って減少する。
   2 .
木材の腐朽は、木材腐朽菌の繁殖条件である酸素・温度・水・栄養源のうち、一つでも欠くことによって防止することができる。
   3 .
垂木、根太等の並列材に構造用合板を張り、荷重・外力を支持する場合、曲げに対する基準強度は、割増しの係数を乗じた数値とすることができる。
   4 .
日本農林規格( JAS )の強度等級「E120-F330」の対称異等級構成集成材については、繊維方向の曲げに対する基準弾性係数は12kN/mm2、繊維方向の曲げに対する基準材料強度は33N/mm2である。
( 一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(構造) 問97 )
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この過去問の解説 (3件)

6
1.誤りです。
強度と同様、構造用材料の弾性係数は、一般に繊維飽和点以下の場合には含水率の低下に伴って増大します。

2.設問の通りです。
木材の腐朽は、腐朽菌が木材を分解することにより起こります。この腐朽菌は酸素・温度・水分・栄養源の4条件が揃うと繁殖するため、どれか一つの条件を欠けば腐朽は起こりません。

3.設問の通りです。
曲げに対する基準強度(許容曲げ応力度)は、垂木・根太等の並列材に構造用合板又はこれと同等以上の面材を貼る場合には、割増として 1.25(その他の場合には1.15)を乗じた数値とすることができます。

4.設問の通りです。
等級の異なるラミナを集成した異等級構成集成材は、日本農林規格( JAS )で規定している。強度等級別に曲げ性能を決めているがE120-F330の対称異等級構成集成材については、繊維方向の曲げヤング係数の平均値が12kN/mm2、曲げ強さが33N/mm2です。

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3
1.誤り。
構造用材料の弾性係数は、繊維飽和点以下の場合、含水率の低下に伴って増加します。常時湿潤状態の条件下である場合、構造用材料の含水率は繊維飽和点以上に達することを想定し、基準材料強度に含水率影響係数を乗じて、設計用弾性係数を小さくしておく必要があります。

2.設問の通り。
木質構造建築物では、構造法によって木材と水分を分離するか、木材防腐剤によって木材を処理し栄養物を毒性化させる方法が取られています。

3.設問の通り。
この場合、曲げに対する基準強度Fbの数値は、並列材に構造用合板又はこれと同等以上の面材を貼る場合には1.25(その他の場合には1.5)を乗じた数値とすることができます。

4.設問の通り。

2
1 ×
木材の弾性係数は繊維飽和点以下の時、含水率の低下に伴って大きくなります。

2 〇
木材の腐朽は腐朽菌が木材を分解することにより生じます。

3 〇
ロードシェアリング(強度の高い材に大きな荷重が配分されること)から、全体の期待できる平均強度が高くなります。

4 〇
「E120-F330」はEがヤング係数12kN/mm2、Fが基準強度33N/mm2を意味します。

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