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一級建築士の過去問 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問83

問題

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鉄筋コンクリート構造の許容応力度計算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
コンクリートのひび割れに伴う部材の剛性低下を考慮して、地震荷重時に構造耐力上主要な部分に生じる力を計算した。
   2 .
梁部材における主筋のコンクリートに対する許容付着応力度として、下端筋では上端筋よりも大きい値を用いた。
   3 .
柱部材の長期許容せん断力の計算において、帯筋や軸圧縮応力度の効果はないものとした。
   4 .
引張鉄筋比が釣合い鉄筋比を超える梁部材について、梁断面の許容曲げモーメントを、at( 引張鉄筋の断面積 )×ft( 引張鉄筋の許容引張応力度 )×j( 応力中心間距離 )により計算した。
( 一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問83 )
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この過去問の解説 (3件)

10
1.適当です。
部材の剛性低下を考慮して、地震荷重時に
構造耐力上主要な部材に生じる力等を考慮して
設計しても良い事になっています。


2.適当です。
コンクリートの沈下によって
鉄筋の下に隙間ができやすく付着が悪くなる為
許容付着応力度は上端筋よりも下端筋の方が
大きな値となります。


3.適当です。
柱部の長期許容せん断力は
帯筋や圧縮応力度の効果を考えず
コンクリートの強度のみで計算します。


4.不適当です。
引張鉄筋比がつり合い鉄筋比「以下」の時
許容曲げモーメントMは以下の算定式より
求める事ができます。

M=α(引張鉄筋の断面積)×ft(引張鉄筋の許容引張応力度)×j(応力中心間距離)

引張鉄筋比がつり合い鉄筋比を「超える」場合は
算定式を用いる事はできません。

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6
正解は4です。

1:設問通りです
コンクリートには乾燥収縮やクリープによるひび割れ、地震荷重時の履歴による応力ひび割れが生じる可能性があるのでこれらを適切に評価する必要があります。

2:設問通りです
上端筋は鉄筋下面のコンクリートの沈下によって鉄筋の下に空隙ができやすく付着が悪くなる為、許容付着応力度は下端筋よりも小さくしてあります。

3:設問通りです
柱部材の長期許容せん断力の計算では、せん断ひび割れを生じさせないものとみなし、コンクリートのみによるせん断耐力の計算を行います。

4:誤りです
引張鉄筋比が釣合い鉄筋比を超える場合、圧縮縁コンクリート(梁上端)が先に許容応力度に達するので許容曲げモーメント式をもちいることができません。

4
1. 設問の通り

2.設問の通り
水平上端筋は、コンクリートの沈下やブリーディングなどにより下端筋や縦筋に比べ付着強度が低下します。

3. 設問の通り

4. 誤り
引張鉄筋比が釣合鉄筋比を超えると、圧縮側のコンクリート及び鉄筋が引張側よりも先に許容応力度に達し、壊れることとなります。
この場合には設問の計算では梁の許容曲げモーメントを計算することができないため、設問は誤りです。
設問の計算式は、引張鉄筋比が釣合鉄筋比以下となる場合に使用します。

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