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一級建築士の過去問 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問85

問題

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鋼材の溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
通しダイアフラムに溶接する梁フランジのエンドタブとして鋼製タブを使用した場合は、終局状態において塑性ヒンジを形成しない部位であれば、エンドタブを切断しなくてもよい。
   2 .
通しダイアフラムと梁フランジの突合せ溶接部において、許容値を超える食い違いや仕口部のずれが生じた場合は、適切な補強を行えばよい。
   3 .
パス間温度が規定値以下となるように管理すれば、溶接施工時の低温割れを防止することができる。
   4 .
突合せ溶接部において、母材の種類に応じた適切な溶接材料を用いる場合、溶接部の許容応力度は母材と同じ値を採用することができる。
( 一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科4(構造) 問85 )
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この過去問の解説 (3件)

8
1. 設問の通り

2. 設問の通り
原則として、梁フランジは通しダイアフラムを構成する鋼板の厚みの内部で溶接しなければならないと定められていますが、規定以上の耐力を有するように適切な補強を行えば良いとされています。

3. 誤り
低温割れを防止するには予熱または後熱を行います。
パス間温度とは、多層に溶接を重ねる場合において、次の層の溶接をはじめることができる前層の最低温度のことです。パス間温度が高いと、溶接部強度が低下するため、パス間温度は規定値より低くなるよう管理しなければいけません。

4.設問の通り

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5
1.適当です。
終局状態において塑性ヒンジを形成しない部位であれば
エンドタブとして鋼性タブを切断する必要はありません。


2.適当です。
通しダイアフラムと梁フランジの突合せ溶接部は
原則として鋼板の厚みに応じて定められた許容値以下とします。
ただし、許容値を超える食い違いや仕口部のずれが生じた際に
適切な補強を行った場合は除外されます。


3.不適当です。
低温割れを防止する為には
予熱により溶接後の冷却速度を緩和する必要があります。
設問にあるパス間温度管理は直接の防止策ではありません。


4.適当です。
突合せ溶接部に母材の種類に応じた適切な溶接材料を用いる場合
溶接部の基準強度と同じである事から
母材と同じ値を採用する事ができます。

3
正解は3です。

1:設問通りです
突合わせ溶接による溶接不良の起きやすい始端と終端に用いるエンドタブは、終局状態において塑性ヒンジを形成しない部位であれば、切断しなくてもよいです。

2:設問通りです
通しダイアフラムと梁フランジの突合せ溶接部では許容値を超える食い違いや仕口部のずれが生じた場合は補強を行います。

3:誤りです
パス間温度が規定値以下となるように管理するのは入熱が大きくなることによる溶接部の強度を防ぐためです。
溶接施工時の低温割れを防止するには予熱を行います。

4:設問通りです
突合せ溶接部では母材の種類に応じた適切な溶接材料を用いる場合は、溶接部の許容応力度は母材と同じ値とします。

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