一級建築士の過去問 令和3年(2021年) 学科1(計画) 問7
この過去問の解説 (3件)
この問題は、材料や構造がどのような影響を及ぼすのかを適切に理解する必要があります。
適当です。
孔あき板は仕上げとコンクリート躯体との間に空気層を設けることで反射音を防ぎます。
また空気層の厚さが増えると低音域の吸音率が高くなります。
不適当です。
天井面や壁面を大きな凹曲面で構成することで音を拡散させて音響障害防止には効果がありますが、音が集中する場所や音が聞こえにくくなる場所が発生します。
適当です。
オープンプラン型の小学校は教室とオープンスペースをセットとすることで開放的かつ柔軟性の高い空間を作り出しています。
そのため廊下の天井の仕上げに吸音材であるグラスウールを用いることは有効です。
適当です。
共通間柱構造は間柱が両面のせっこうボードと接しているため音が伝わりやすく、遮音性能は低くなります。
独立間柱構造は間柱が片面のみせっこうボードと接しており、もう片面は接していないため遮音性能は高くなります。
環境・設備とも通じる部分があるので適切に覚え、確実に正答できるようにしましょう。
遮音、防音、吸音の3つの要素を抑えておきましょう。
正しいです。
低音域は固体音として伝わるため、躯体に振動が伝わらないようにするために、空気層を設けると低音の吸音率が向上します。
こちらが誤りです。
大きな凹曲面の天井・壁をもつ室は「音の焦点」や「デッドスポット」が発生しやすくなります。
発生を防ぐためには、室の形状はなるべく不整形なものとし、壁面に凹凸をつけ、いろいろな方向に音を反射させます。
正しいです。
グラスウールを使用することにより、話し声などの高い音の吸音効果が期待されます。
正しいです。
間柱を独立させて設置することで、遮音性能低下を緩和することができます。
この問題は、建築物内部で発生する音に関する問題です。
音の伝わり方をよく理解することがポイントなります。
正しいです。
室内の反射音を防ぐためには、仕上げ材に穴あき板を使用することが有効です。
また、コンクリート躯体と仕上げ材の間に空気層を設け、その空気層を厚くすることで低音域の吸音率を向上させることができます。
誤りです。
凹曲面を持つ室は、デッドスポットが生じやすいです。
そのため、室の形状を極力不整形なものとし、音をいろいろな方向へ拡散できるように設計することが重要です。
正しいです。
グラスウールは吸音性があり、隣接する室からの音の伝播を防止するのに有効です。
正しいです。
共通間柱構造は間柱と石膏ボードが両面とも触れているため音が伝播しやすいです。
独立間柱構造は間柱と石膏ボードが片面しか触れていないため、音が伝播しにくくなります。
よって独立間柱構造とすることにより、遮音性能が高まります。
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