1)適当ではありません。
地盤に硫酸塩が多く含まれると、その地盤上の建造物のコンクリート基礎部分が地盤中の硫酸塩を含んだ水分を吸収しひび割れや崩壊につながりますが、地盤の液状化とは関係がありません。
2)適当です。
地盤の液状化は、地震などの振動により地盤内の砂粒の間隙がより少なくなり、その間隙に浸透していた水分が地表面に押し上げられる現象です。
平均粒径が比較的大きく粘性が低い、0.03~0.5mm程の砂質シルトや中砂といった土質が多いと液状化の可能性が高くなります。
3)適当です。
地盤の液状化は、地下水位が地表面から10m以内(特に2~3m)で、地下水位が浅ければ浅いほど液状化が起こりやすくなります。
地下水位は海水面とほぼ同位置にあり、海岸線に近いほど水位は浅いので液状化しやすく、高地ほど水位は深く液状化しにくくなります。
4)適当です。
地盤の液状化は、地下水位より下にある粒子の大きさが揃っている砂地盤で発生しやすくなります。
地盤材料の粒径はそれぞれ
・0.075mm未満の細粒分
・0.075mmから75mm未満までの粗粒分
・75mm以上の石
の3つの区分から構成されますが、そのうち75mm未満の材料が含まれている確率(細粒分含有率)が高いほど間隙が少なくなり、間隙の水分が減少するので強固な地盤となって、液状化の可能性は少なくなります。
盤は細粒分含有率が高い地盤は大きい岩石が少なく、粗い砂礫や粘土が含まれるので液状化の可能性は低くなります。