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2級土木施工管理技術の過去問 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問80

問題

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鋼橋の塗装の施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
素地調整後の除せい度の確認は、ISOによる判定見本写真と処理面とを目視で対照し、判定する方法が一般的に行われている。
   2 .
塗膜厚は、使用する塗料のウェット膜厚とドライ膜厚との比を求めておけば、塗装中にウェット膜厚を管理することにより、塗装後のドライ膜厚を予測することができる。
   3 .
ブラスト法によって素地調整を行う場合は、相対湿度が低く、鋼材と気温の温度差が小さいとブラスト処理した鋼材表面に赤さびが浮き出るターニング現象が生じる。
   4 .
塗膜変状は、塗料の増粘、ゲル化などの変質が発生要因となる可能性があるので、塗料の性状を確認する必要がある。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 鋼構造物塗装 問80 )
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この過去問の解説 (3件)

5
正解は3です。

1.→ 適当です。素地調整後の除せい度の確認は、ISOによる判定見本写真と処理面とを目視で対照し、判定する方法が一般的です。

2.→ 適当です。塗膜厚は、使用する塗料のウェット膜厚とドライ膜厚との比を求めておけば、塗装中にウェット膜厚を管理することにより、塗装後のドライ膜厚を予測することができます。

3.→ 適当ではありません。ターニング現象とは、相対湿度が高く、鋼材と気温の温度差が大きいとブラスト処理した鋼材表面に赤さびが浮き出ることをいいます。

4.→ 適当です。塗膜変状は塗料の増粘、ゲル化などの変質が発生要因となる可能性があるので、塗料の性状を確認し環境に適したものを使用する必要があります。

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2

1)適当です

素地調整後は処理面をISO8501―1の代表写真例と比較して4段階の除せい度にて判定する方法が行われます。

1次素地調整及び2次素地調整後は目視でミルスケールやさびなどが確認できずに斑状の染み程度が残るSa2、1/2程度のもの、加工後の部材の素地調整後は目視で異物や油などが確認されず均一に金属色を呈しているSa3程度のものが良いとされています。

2)適当です

塗膜厚は施工後の耐久性に影響するので適切な膜厚となるように施工する必要があります。

塗装したばかりの乾燥していない塗膜厚をウェット塗膜厚と呼びますが、この状態から乾燥時の膜厚であるドライ膜厚を平均値や標準偏差を持いて算出することにより予測が可能となります。

鋼橋塗装でのドライ塗膜厚の測定には一般的に電磁式の二点調整形電磁微厚系が用いられます。

3)適当ではありません

ターニング現象とは赤さびが鋼材表面に浮き上がってくる現象で、ブラスト処理された鋼材表面が高活性な場合に発生しやすくなるのが原因です。

鋼材表面の活性化は高い湿度下や激しい気温差で表面に水分が発生すると起こりやすいので、相対湿度が高く鋼材と気温の温度差が大きい場合はブラスト作業は延期するようにします。

4)適当です

塗膜変状は塗膜の粘弾性低下や素地の状態が適切でない場合など、あらゆる不適切な条件により発生します。

例えば白亜化(チョーキング)は塗膜表面が劣化し粉末化する現象ですが、屋外での作業により上塗り塗膜の表層部の分子が紫外線や水の影響で分解して顔料のみが濃化することが原因の一つになります。

また可使時間を過ぎて流動性が低下しゲル化した塗料は割れやはがれなどの原因なり、作業時間や環境などを考慮する必要があります。

1

素地調整後の徐せい度の確認は、ISO 8501-1の代表写真例と比較して行います。評価は4段階になっています。

ウェット膜厚は塗装完了後に測る膜厚でドライ膜厚は乾燥後に測る膜厚のことです。
3〇
ターニング現象とは、ブラスト処理後に起こる不良の一つで、相対湿度が高く、部材と気温差が大きい時に部材表面に赤さびが出る現象です。

塗膜変状には、ピンホールやはじき、泡などがあります。

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