1)該当しません。
押え盛土工法は高位置の盛土が荷重に耐えられずにすべり破壊を引き起こす可能性がある場合に、定位置の破壊により移動が予想される盛土の側面にさらに盛土をして押さえの役目を果たす工法です。
すべり抵抗やせん断変形の抑制効果がありますが、地下水位が低下することはないので該当しません。
2)該当しません。
サンドコンパクションパイル工法はSCP工法とも呼ばれ、海底などに中が空洞のケーシングパイプを打ち込み、振動させながら中の砂を締固め強固なものとさせて上物の支持力を得る工法です。
この砂の柱で多少の地盤中の水分は排出されますが、著しい地下水位の低下とはならないので該当しません。
3)該当します。
地下水位工法は地盤の地下水位を強制的に低くして液状化現象などの被害を未然に防ぐ目的で施工されます。
ウェルポイント工法は真空ポンプで地下水をくみ上げる工法で、その他に重力にて地下に溜まった地下水を水中ポンプでくみ上げるディープウェル工法、重力と真空ポンプの両方を利用してくみ上げるスーパーウェルポイント工法があります。
4)該当しません。
深層混合処理工法はテノコラム工法とも呼ばれ、軟弱な地盤中に土をかくはんするプロペラを貫入し、粉末状の固化材と土を強制的に混合させて円柱状のパイルを固結させて支持力を得る工法です。
地中に土の杭を形成するものであって、地下水位が減少するものではないので該当しません。