2級土木施工管理技術の過去問 令和2年度(後期) 土木 問50
この過去問の解説 (3件)
予定と実績を比較し、変化や遅れがあればその原因を分析、対策を検討しなければなりません。
2)適当です。
工程の進捗状況は、全作業員に周知徹底します。
3)適当です。
実施工程に大きく遅れが生じている場合はもちろん、早くなっている場合も、原因を分析し対策を検討します。
4)適当ではありません。
実施工程が計画工程よりも上回るように管理します。ただ、(3)の解説にも書いたとおり、あまりにも大きく上回っている場合は見直しが必要です。
正解は「4」です。
実施工程が計画工程を上回るように管理します。
下回る場合や大きく上回る場合は、その原因を追求して
改善もしくは修正する必要があります。
1.正しいです。
工事の進捗状況を把握し、予定と実績の差異を確認し、
施工の効率化を図るために利用します。
2.正しいです。
作業状況を周知させ、作業員全員に作業効率を高めるよう努力させる必要があります。
3.正しいです。
予定と実績の差異が発生した場合、原因確認を行い、
修正が必要な場合は行う必要があります。
工程管理の目的は、所定の図書や仕様書に基づき、定められた工期で所定の品質の目的構造物を経済的に完成させることです。
現場の状況変化に応じてあらゆる角度から評価検討し、機械設備や労働力、資材、資金などを最も効果的に活用するように手配します。
適当です
工程管理は、工事の着手から完成までの施工計画を時間的に管理するものです。
工事では定期的に都度工程の進捗状況を把握し、計画工程と実施工程を比較検討して進捗状況の管理を行います。
受注者は必要に応じて進捗状況を監督職員へ報告します。
適当です
大規模な建設工事ではあらゆる工種の工事が同時に進行されます。
そのため各労働者は自分が受け持つ工事に集中し、他の工程の進行度まで把握していない状態になると施工計画にずれが生じやすくなります。
工程管理では、朝礼や夕礼などで各工程の進行度を全員に周知させ、遅れている工事には人員を派遣するなどして各工事の効率性を高めます。
適当です
実際の工程の進捗状況が計画と差が生じている場合や、進捗度が安定していない場合は、作業改善を行います。
工程促進を図るなど是正処置を取り、場合によっては工程表を組み替えるなどの対策を施し、計画を見直す必要があります。
適当ではありません
工程管理は作業に遅れが生じないように計画立案しますが、実際の工事では不測の事態により工事が大幅に遅れる場合もあります。
そんな事態にも完成予定を遅らせないよう、施工した実地工程は計画工程を上回るように進行させなければいけません。
実施工程が計画工程を下回った場合は速やかに検討し、遅れを取り戻すようにしなければいけません。
工程管理は計画→実施→検討→処置の順番で処理します。実際の施工進行度を図表にして常に計画との比較をすることで、工程の遅れや抜けをいち早く発見し対処するようにします。
特に公共工事は完工の遅れは特別な理由がない限り許されませんので、責任者は各工程を常に把握する必要があります。
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