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二級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問3

問題

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建築環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
対流熱伝達は、壁面などの固体表面とそれに接している周辺空気との間に生じる熱移動現象のことである。
   2 .
PMV(予測平均温冷感申告)は、温度、湿度、気流、放射の四つの温熱要素に加え、着衣量と作業量を考慮した温熱指標のことである。
   3 .
生物化学的酸素要求量(BOD)は、空気汚染を評価する指標の一つである。
   4 .
NC値は、室内騒音を評価する指標の一つである。
   5 .
建築物のLCCO2は、ライフサイクルを通しての二酸化炭素の総排出量を示したものである。
( 二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問3 )
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この過去問の解説 (3件)

32
正解は3です。

1、対流とは空気の流れのことを指し、それによる熱の伝達のことを対流熱伝達といいます。
熱の移動のプロセスとして、空気から個体に伝わるまでを熱伝達、
固体内の熱移動を熱伝導、その後また空気中を伝わるのを熱伝達といいます。
そしてその1つのプロセスを熱貫流と言います。

2、PMVは温度・湿度・気流・放射と、
着衣量・作業量の6要素を考慮した温熱指標です。
-0.5 < PMV < 0.5 の範囲を快適な指標とし、
0 において中立的とされています。

3、BODは水質汚濁を評価する指標です。
数値が大きいほど水質汚濁がひどいことを表しています。

4、周波数ごとの音圧レベルを表したものをNC曲線と言います。
その曲線から求めた値をNC値といいます。
またNC値は小さくなるほど、許容騒音レベルが低くなります。
許容騒音レベルが低いということは、
静けさが要求されるということになります。

5、LCCO2は建築物の建築から廃棄に至るまでの各プロセスにて
発生する二酸化炭素の総量を示したものです。
また二酸化炭素の排出は、全産業のうち
1/3を占める割合が建築関係と言われています。

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14
正解は設問3です。

設問1 熱の移動には熱伝導、熱伝達(対流)、熱放射(輻射)の
3つがあります。

設問2 PMV(予測平均温冷感申告)は温熱指数の一つです。
-3 < PMV < +3で表現され、その環境下においてどの程度の人が
快適かどうかを表すことができます。
PMVが ±0.5以内、不快者率が 10%以内となるように推進しています。

設問3 生物化学的酸素要求量(BOD)は水質指標の一つです。
BODの値が大きいほどその水質が悪いとされています。

設問4 NC値は室内騒音を評価する指標の一つです。
NC-15のように表現され、値が小さいほど静けさを
要求される室に適用されます。

設問5 LCCO2は建物のライフサイクルの中で排出される
二酸化炭素量のことです。
建設時で全体の 1/3、運用時で 2/3にも及ぶとされています。

12
正解は3です。
BOD(Biochemical Oxygen Demand)は生物化学的酸素要求量ですが、空気汚染を示すものではなく、代表的な水質指標のひとつです。数値が大きいほど水質が悪いことを示します。
4のNC値は、室内騒音に関する指標の一つであり、数値が小さいほど静かであることを示します。コンサートホールはNC-15以下を目指し、逆にNC-55以上では事務室としての使用は難しいとされています。

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