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二級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問4

問題

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換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
ガスコンロを使用する台所に設ける換気扇の有効換気量の算定には、理論廃ガス量が関係する。
   2 .
便所や浴室の換気については、室内圧を周囲の空間よりも低く保つように、一般に、自然給気と機械排気を行う。
   3 .
居室における全般換気は、一般に、居室全体に対して換気を行い、その居室における汚染質の濃度を薄めることをいう。
   4 .
居室における必要換気量は、一般に、成人1人当たり30m3/h程度とされている。
   5 .
温度差による自然換気の効果を高めるためには、給気口と排気口の高低差を小さくする。
( 二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問4 )
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この過去問の解説 (3件)

35
正解は5です。

1、建築基準法において、換気量には理論廃ガス量の40倍以上の換気量が必要とされています。
また開放型燃焼器具であるガスコンロは廃ガスを室内に排出するため、
それを換気する必要があります。
よってそれには理論廃ガス量が関係することになります。
理論廃ガス量とは理論空気量で完全燃焼した際の廃ガス量のことです。
理論空気量とは、完全燃焼させるために必要な最低空気量のことです。

2、便所や浴室では、臭気・湿度の高い空気を他室へと流出することを防ぐ必要があります。
そのため排気に重点を置く必要があり、機械排気をする必要があります。
自然排気にしてしまうと排気が追いつかず室内へと流れていってしまいます。

3、全般換気は居室全体での換気のことをいいます。
あくまで換気の目的は希釈することであるということにも注意です。

4、必要換気量は二酸化炭素濃度を基準として一人当たり 30㎥/h 程度とされています。

5、空気は一定空間において下部に冷たい空気が滞留し上部に暖かい空気が溜まります。
そのため、開口部を上部と下部に離して設けることで、
暖房時(外が寒い時)には、下部から寒気が流入し、上部から暖気が排気されます。
冷房時(外が暑い時)には、上部から暖気が流入し、下部から寒気が排出されます。

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11
正解は設問5です。

設問1 理論排ガス量は、理論空気量の1.1倍となります。

設問2 臭気や水蒸気を他の室へ流出させないように、室内を負圧にする必要があります。
自然給気と機械換気での換気方式を第三種換気方式と言います。

設問3 全般換気は室全体の汚染物質の濃度を薄めるために行うものです。

設問4 居室における必要換気量は30㎥/h、喫煙する人がいれば40~50㎥/hになります。

設問5 温度差による自然換気は中性帯から離れるほど効率がいいです。
一般的には上下開口部の高さの差の平方根に比例します。

5
正解は5です。
給気口と排気口の距離が近すぎるものは、狭い範囲で空気が循環を起こし非常に換気効率が悪くなります。この現象を「ショートサーキット」と言います。温度差を利用した自然換気では、給気口と排気口を上下方向に離すことが重要となります。
2についてですが、臭いや湿気が廊下や居住空間へ流出することを避けるため、便所や浴室内は常時負圧となるようにし、強制(機械)換気で直接屋外へ排出することが望ましいとされています。

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