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二級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問7

問題

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日照・日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
北緯35度の地点において、春分の日と秋分の日における南中時の太陽高度は、約55度である。
   2 .
窓の日射遮係数は、その値が大きいほど日射の遮効果は小さい。
   3 .
北半球において、東西方向に長い形状の集合住宅が並行に2棟建つ場合、緯度が低い地域ほど、北側住棟の低層階に同じ日照時間を確保するために必要な隣棟間隔を、小さくできる。
   4 .
北緯35度の地点において、8月の中下旬に、南向き鉛直面の受ける快晴日の積算日射量は、西向き鉛直面の受ける快晴日の積算日射量と、ほぼ同等量となる。
   5 .
北半球における冬至の日と夏至の日における南中時の太陽高度の差は、緯度が高い地域ほど大きくなる。
( 二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問7 )
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この過去問の解説 (3件)

50

正解は設問5です。

設問1 春秋分の南中時の太陽高度の求め方は 90°- 緯度 で求めることができます。

90° - 35° = 55°

ちなみに夏至は上記の式に +23.4°

冬至は上記の式に -23.4° で求めることができます。

設問2 日射遮蔽係数は数値が大きくなれば性能が下がります。

“係数”とつくものは反対の意味をもつものが多いです。

設問3 緯度が低い(赤道に近い)= 太陽高度が高い ということになります。太陽高度が高ければ影のできる範囲は小さくなります。ゆえに隣棟間隔を小さくすることができます。

設問4 設問の通りです。

夏期の日射量は 水平面 > 東西面 > 南面 > 北面 となります。

ちなみに冬期の場合は 南面 > 水平面 > 東西面 となります。

設問5 太陽高度は緯度の高低に影響はありません。

付箋メモを残すことが出来ます。
21
正解は5です。

1、春分・秋分の南中時の太陽高度は、90度−緯度 になります。
よって 90 − 35 = 55度 ということになります。

2、日射遮蔽係数はは 3mmの透明ガラスの日射熱取得率に比べどれくらい日射を取得するかという割合によって表します。そのため日射遮蔽係数という名称とは裏腹に熱取得量で考える必要があります。
そのため、日射遮蔽係数が大きいということは、このガラスの日射取得率が大きいということになり、遮蔽効果は低くなります。
名称と実際の関係性がわかりにくいので、仕組みが理解できない場合は「大きいほど小さい」で覚えてしまいましょう。

3、緯度が低い地域ほど太陽高度が高くなります。
そのため影も短くなり、隣棟間隔を短くすることができます。
覚え方のイメージですが、北海道と東京を比べ北海道は大きいから広く建てられるというイメージで覚えましょう。

4、日射量は夏において東西面のが南面より多く、8月の中下旬を機に日射量の大小関係が変わります。
これは夏では太陽高度が高く、南面には日射が当たらないためです。
その後、秋に近づくにつれ太陽高度が下がり日射が南側にもあたるようになり、
日射量の大小関係が変わるということになります。

5、南中時の太陽高度は、90度−緯度±地軸の傾き(23.4度) であるため、
緯度に関わらず差は一定になります。

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 北半球における春分・秋分の日の南中高度は、90°から緯度を減算したものとなるため、設問「1」は正しいです。
 夏至の南中高度は、上記に23.4°(=地球の自転軸と公転軸の傾きの差)を足したもの、冬至の南中高度は逆に23.4°を引いたものとなります。よって、冬至・夏至の日における南中時の太陽高度の差は、緯度にかかわらず一定となります。
 このことから、設問「5」が不適当であることがわかります。

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