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二級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問9

問題

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音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
透過損失は、同じ壁面であっても、入射する音の周波数によって変化する。
   2 .
20歳前後の正常な聴力をもつ人が知覚可能な音の周波数の範囲は、20~20,000Hz程度である。
   3 .
室内騒音の許容値は、一般に、「音楽ホール」より「住宅の寝室」のほうが小さい。
   4 .
日本産業規格(JIS)における床衝撃音遮断性能の等級Lrについては、その数値が小さくなるほど床衝撃音の遮断性能が高くなる。
   5 .
同じ音圧レベルの音であっても、3,000~4,000Hz程度の音が最も大きく聞こえる。
※工業標準化法が改正されたことにより、令和元年(2019年)7月1日より、「日本工業規格(JIS)」は「日本産業規格(JIS)」に変わりました。
<参考>
 それに伴い、当設問の選択肢中の文言を変更しました。
( 二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問9 )
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この過去問の解説 (3件)

30
正解は3です。

1、一般的に周波数の高い音ほど、壁体ではよく遮音されます。

2、20歳前後が最も感度が高いとされ20〜20000 Hz の可聴範囲となります。

3、音楽ホールの許容値は25 dB 程度です。住宅の寝室は40 dB 程度です。
そのため住宅の寝室の方が許容値は大きくなります。

4、等級 Lr は数値が小さいほど遮断性能が高くなります。
Lr は上の部屋で音を出し下の部屋で音圧レベルを計測する手法です。
そのため、数値が小さいということは発生音の遮音ができているということになり、遮音性能が高いということになります。

また、似ている計測方法として Dr があります。
Dr は片方の部屋で音を出し、2 部屋で音圧レベルを測定しその音圧レベル差を数値化した手法になります。
そのため、その数値が小さいと差が少ないということになり、遮音性能は低くなります。

5、聴覚特徴を表すものに等ラウドネス曲線があります。
その曲線によると、同じ音圧レベルでも 3000 〜 4000 Hz の音が最も大きく聞こえます。

付箋メモを残すことが出来ます。
8
住宅やホテルの寝室・客室の室内騒音の許容値40dBに対し、音楽堂は25dBとより高いレベルの静粛性が求められます。よって「3」が不適当です。
設問「4」については、L値とD値の違いに注意が必要です。L値(固体音に関する遮音性能等級)は、一般的に床の遮音性を表し、数値が小さいほど遮音性が高くなります。一方、D値(空気音に関する遮音性能等級)は、一般的に壁や窓の遮音性能を表し、数値が大きいほど遮音性が高くなります。

4
正解は設問3です。

設問1 周波数が高いほど壁体では遮音効果が高くなります。値が大きいほど遮音性能が高いとされます。

設問2 設問の通りです。

設問3 室内騒音の許容値の値が小さいほど、静けさを求められる室に用いられます。
音楽ホールの方が住宅の居室より静寂性を求められるため、室内騒音の騒音値が小さいです。
よって設問3は間違いです。

設問4 L値は小さいほど遮音性のが高くなります。
よく似たものでD値というものがありますが、値が大きくなるほど遮音性能が高くなります。

設問5 設問の通りです。

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