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二級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科3(建築構造) 問13

問題

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補強コンクリートブロック造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積は、床及び屋根が鉄筋コンクリート造であったので、50m2とした。
   2 .
耐力壁の端部及び隅角部を、場所打ちコンクリートによって形成する構造とした。
   3 .
耐力壁の水平支点間距離(耐力壁に直交して接合する二つの隣り合う耐力壁等の間隔)が8mであったので、耐力壁の厚さを、15cmとした。
   4 .
床面積が100m2の平家建の建築物において、張り間方向の耐力壁の長さの合計を20mとした。
   5 .
耐力壁の端部において、横筋に用いた異形鉄筋(D13)は、直交する耐力壁の内部に定着させ、その定着長さを520mmとした。
( 二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科3(建築構造) 問13 )
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この過去問の解説 (3件)

16
正解は3

耐力壁の厚さは15㎝以上かつ、
水平支点間距離の1/50以上とする必要があります。
設問の場合、8m/50=0.16m=16㎝以上必要となります。
よって、誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
13

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. 耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積は、床及び屋根が鉄筋コンクリート造であったので、50m2とした。

補強コンクリートブロック造は、耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積が60㎡以下としなければいけません。
したがって正しい記述となります。

選択肢2. 耐力壁の端部及び隅角部を、場所打ちコンクリートによって形成する構造とした。

耐力壁の端部及び隅角部は、場所打ちコンクリートによる構造としなければいけません。
したがって正しい記述となります。

選択肢3. 耐力壁の水平支点間距離(耐力壁に直交して接合する二つの隣り合う耐力壁等の間隔)が8mであったので、耐力壁の厚さを、15cmとした。

耐力壁の厚さは、15㎝以上かつ、水平支点間距離の1/50以上としなければいけません。
今回、耐力壁の水平支点間距離が8mであったので、

8m/50=0.16m=16㎝
耐力壁の厚さは16㎝以上としなければいけません。
したがって誤りの記述となります。

選択肢4. 床面積が100m2の平家建の建築物において、張り間方向の耐力壁の長さの合計を20mとした。

補強コンクリートブロック造の平屋建ての建築物の壁量は15㎝/㎡とされています。
床面積が100㎡の場合、
15㎝ × 100㎡ = 1500㎝ = 15m
張り間方向の耐力壁の長さの合計は15m以上なので、20mとしたのは問題ありません。
したがって正しい記述となります。

選択肢5. 耐力壁の端部において、横筋に用いた異形鉄筋(D13)は、直交する耐力壁の内部に定着させ、その定着長さを520mmとした。

補強コンクリートブロック造の耐力壁の鉄筋の定着長さは、鉄筋径の40倍とされています。
今回横筋に用いた異形鉄筋はD13(鉄筋径が13mm)であるので、
13mm × 40 = 520mm 以上必要です。
したがって正しい記述となります。

5
正解は3です。


1、耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積は、60 ㎡ 以下としなければいけません。
したがって正しい記述となります。

2、耐力壁の端部及び隅角部は場所打ちコンクリートによって形成する構造とします。
したがって正しい記述となります。

3、補強コンクリートブロック造の耐力壁の厚さは、15 cm以上、かつその耐力壁に作用するこれと直な方向の水平力に対する構造耐力上主要な支点間の水平距離の 1/50 以上としなければいけません。
8 m × 1/50 = 0.16 m = 16 cm となりますので、耐力壁の厚さは 16 cm 以上必要となります。
したがって誤った記述となります。

4、平家建の必要壁量は、補強コンクリートブロックの種別に関わらず、150 mm/㎡とされています。
よって 150 mm/㎡ × 100㎡ = 15,000 mm = 15 m 以上必要となります。
したがって正しい記述となります。

5、 補強コンクリートブロック造において、耐力壁の鉄筋の定着長さは、異形鉄筋(フックなし)の場合、40dとされています。
よって 40 × 13 mm = 520 mm 以上必要となります。
したがって正しい記述となります。

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