二級建築士の過去問 令和2年(2020年) 学科1(建築計画) 問20
この過去問の解説 (3件)
正解は1です。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→定風量単一ダクト方式は変風量方式よりも空調機やダクトサイズは大きくなります。
よって、誤りです。
2→設問のとおり正しいです。
低温送風空調方式は給気温度を下げることによって、冷房温度と冷風温度の差を大きく確保でき、少ない風量で冷房できるため、送風量、搬送動力、ダクトサイズを小さくすることができます。
3→設問のとおり正しいです。
マルチパッケージ型空調機の個別空調方式は、各室内機ごとに単独運転、個別制御を行うことができ、中央機械室を縮小することができます。
4→設問のとおり正しいです。
放射床暖房方式は上下の温度差が付きにくく、暖房間は良好です。
ただし予熱時間が長いため、一時的に使用する室には適していません。
5→設問のとおり正しいです。
個別制御ができるメリットがありますが、混合損失や搬送動力が大きく省エネルギーとはいえません。
正解は「定風量単一ダクト方式は、熱負荷のピークの同時発生がない場合、変風量単一ダクト方式に比べて、空調機やダクトサイズを小さくすることができる。」です。
誤。
定風量単一ダクト方式は、吹き出し空気の風量が一定であり配分を変えられないため、部屋ごとの負荷には対応できません。
一方で、変風量単一ダクト方式では風量を変化させられるため、空調機やダクトサイズを小さくできます。
よって、定風量単一ダクト方式の方が空調機やダクトサイズは大きくなります。
正。低温送風空調方式は10〜12℃程度の低温で吹き出す方式です。
吹き出し量を削減できるため、空調機やダクトサイズを小さくできます。
正。
マルチパッケージ型空調機の個別空調方式では、屋内機ごとに温度制御を行えます。
正。
放射暖房方式は、上下の温度差が少なくなり、快適性が高いのが特徴です。
正。
二重ダクト空調方式は空調機で冷風と温風を別々に作り、ミキシングボックスで混合させてから吹き出しを行います。
個別温度制御はできますが、冷風と温風を別々に作るためエネルギーの損失が大きくなります。
空調設備は、各方式の特徴、特に、長所、短所を、類似した方式とセットで理解しましょう。
定風量単一ダクト方式は、変風量単一ダクト方式より、ダクトが大きくなるので、記述は誤りです。
記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
床から放射し、暖かい空気が室内上部に動くので、記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
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