二級建築士の過去問 令和2年（2020年） 学科1（建築計画） 問22

正解は５です。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

１→設問のとおり正しいです。

高置水槽方式は受水槽に貯水してから、揚程ポンプによって高置水槽へ揚水した後、重力によって給水する方式です。

揚程ポンプから高置水槽への横引管は水柱分離防止のため低層階で行う必要があります。

２→設問のとおり正しいです。

間接排水とは一般の排水管に直接接続せず、水受け容器に排水口空間を設けて間接排水とすることです。

３→設問のとおり正しいです。

ディスポーザー排水処理システムとは、生ごみを粉砕するディスポーザーと、台所流し専用の配管、粉砕物の処理を行う専用の排水処理装置を組み合わせたシステムのことです。

４→設問のとおり正しいです。

クロスコネクションとは上水と上水以外の水が混じるような配管のことです。

上水と上水以外の配管は逆止弁を付けても接続してはいけません。

５→単管式とは各設備に給湯する際に給湯管だけを配管した給湯方式のことです。

湯を使っていない時に配管内の水の温度が下がるため、使い始めは残った水が出た後に湯が出てくる方式です。

配管が短い小規模な建物に適しており、ホテル等には適していません。

よって誤りです。

正解は「短時間に出湯する必要があるホテル等の場合、給湯方式には、一般に、単管式を採用する。」です。

給水、給湯方法の仕組み、特徴を理解しましょう。