クレーン・デリック運転士の過去問
平成29年(2017年)10月
クレーン及びデリックに関する知識 問6
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成29年(2017年)10月 クレーン及びデリックに関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンのブレーキに関し、誤っているものは次のうちどれか。
- 足踏み油圧式ディスクブレーキは、運転室に設けた足踏み油圧シリンダを操作することにより制御するもので、天井クレーンの走行用やジブクレーンの旋回用に用いられる。
- 電動油圧押上機ブレーキは、油圧により制動を行い、ばねによって制動力を解除する。
- ドラム形電磁ブレーキは、電磁石、リンク機構、ばね、ブレーキシューなどで構成されている。
- 電磁ディスクブレーキは、小型にできることからホイストの巻上装置などに多く用いられる。
- ドラムブレーキでは、ブレーキライニングが摩耗し過ぎると、ブレーキドラムを傷つけたり、ブレーキの調整ができなくなったりする。
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この過去問の解説 (2件)
01
天井クレーンの走行用やジブクレーンの旋回用に用いられ、運転室で操作します。
2.誤りです
電動油圧押上機ブレーキは、電動ポンプからの油圧による押上げ力によってブレーキの制動を開放するものです。
3.正しいです
ドラム形電磁ブレーキは、電磁石、リンク機構、ばね、ブレーキシューなどで構成されていて、ばねの開放でドラムを締め付けてブレーキを制動させます。
4.正しいです
電磁ディスクブレーキは、ホイストの巻上装置などに使用され、電動機と一体になっているものがあります。
5.正しいです
ドラムブレーキでは、ブレーキライニングが摩耗し過ぎると、ブレーキの効きが悪くなります。
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02
2 .電動油圧式ディスクブレーキバネの力によって摩耗パッドをディスクに押し付け、制動力の開放は油圧によって行うものです。そのため、油圧がかかっていない電源オフ状態では常にブレーキがかかった状態となっています。
1 .足踏み油圧式ディスクブレーキは、運転室で操作する天井クレーンの走行やジブクレーンの旋回時のブレーキとして用いられています。
3 .ドラム形電磁ブレーキは、電磁石、リンク機構及びばねにより構成されており、電磁石の励磁を交流で行うものを交流電磁ブレーキ、直流で行うものを直流電磁ブレーキと呼ばれています。
4 .電磁ディスクブレーキは他のブレーキよりも比較的小型なため、ホイストなどの巻き上げ装置に用いられています。
5 .ドラムブレーキは、定期的な点検、ブレーキシューを交換する必要があり、これを怠るとブレーキが損傷し、調整ができなくなります。
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