クレーン・デリック運転士 過去問
平成29年(2017年)10月
問15 (関係法令 問15)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 平成29年(2017年)10月 問15(関係法令 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、法令上、クレーンの玉掛用具として使用禁止とされているものはどれか。
  • エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないもの
  • リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン
  • 直径の減少が公称径の6%のワイヤロープ
  • 安全係数が6のワイヤロープ
  • ワイヤロープ1よりの間において素線( フィラ線を除く。以下同じ。 )の数の9%の素線が切断したワイヤロープ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないもの」です。

選択肢1. エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないもの

正しいです。

エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないものは玉掛用具として使用できません。

選択肢2. リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン

誤りです。

リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の10%を超えるつりチェーンは使用できません。

選択肢3. 直径の減少が公称径の6%のワイヤロープ

誤りです。

直径の減少が公称径の7%を超えるワイヤロープは使用できません。

選択肢4. 安全係数が6のワイヤロープ

誤りです。

安全係数は6以上でなければ使用できません。

選択肢5. ワイヤロープ1よりの間において素線( フィラ線を除く。以下同じ。 )の数の9%の素線が切断したワイヤロープ

誤りです。

ワイヤロープ1よりの間において素線( フィラ線を除く。以下同じ。 )の数の10%を超える素線が切断したワイヤロープは使用できません。

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02

使用禁止とされているものは「エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないもの」です。

選択肢1. エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないもの

エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング、アイのいずれも備えられていないものの使用は禁止されています。

選択肢2. リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン

つりチェーンの断面直径が製造された時の10%以上減少したものの使用は禁止されています。

選択肢3. 直径の減少が公称径の6%のワイヤロープ

直径が7%減少したワイヤロープの使用は禁止されています。

選択肢4. 安全係数が6のワイヤロープ

ワイヤロープの安全係数が6以上であれば使用可能です。

選択肢5. ワイヤロープ1よりの間において素線( フィラ線を除く。以下同じ。 )の数の9%の素線が切断したワイヤロープ

ワイヤロープ1よりの間の素線切れが10%を超えるものの使用は禁止されています。

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03

クレーンの玉掛用具に関する問題です。

どれも安全に関わる内容となるので、しっかり覚えておきましょう。

選択肢1. エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないもの

エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイのいずれも備えていないものは使用禁止となります。非常に危険です。

選択肢2. リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン

正しい記述です。

厳密にはリンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の10%以上のつりチェーンが使用禁止となります。

選択肢3. 直径の減少が公称径の6%のワイヤロープ

正しい記述です。

直径の減少が公称径の7%以上のワイヤロープが使用禁止となります。

選択肢4. 安全係数が6のワイヤロープ

正しい記述です。

ワイヤロープの安全係数は6以上となります。安全係数は良く出題されるので忘れないようにしましょう。

選択肢5. ワイヤロープ1よりの間において素線( フィラ線を除く。以下同じ。 )の数の9%の素線が切断したワイヤロープ

正しい記述です。

正確にはワイヤロープ1よりの間において素線の数の10%以上の素線が切断したワイヤロープが使用禁止となります。

まとめ

それぞれの値は安全を考慮した値なので、頭に入れておきましょう。

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