クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)4月
問32 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問32)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)4月 問32(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

図のように天井クレーンで質量20tの荷をつるとき、レールAが受ける力の値に最も近いものは( 1 )〜( 5 )のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
問題文の画像
  • 28 kN
  • 39 kN
  • 82 kN
  • 114 kN
  • 140 kN

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

支点A、Bにかかる力の合計を求めます。

A+B=20,000㎏×9.8m/s²=196kN

荷の位置を支点にして、左右のモーメントがつり合っているとします。

7×A=5×B

Bに196-Aを代入します。

7×A=5×(196-A)

7A=980-5A

7A+5A=980

A≒81.67kN




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02

この問題は前の問題の力のモーメントの公式と、力の合計を求める公式が分からないと解けません。

逆に言えば公式さえ分かれば解ける問題なので、頭に入れておきましょう。

選択肢3. 82 kN

支点AとBの合計値は20,000×9.8=196,000N=196kNとなり、荷の位置が支点となるので、7×A=5×Bとなります。

力の合計値が196なのでB=196-Aとなり、代入すると7A=5×(196-A)となり、A=約81.6kNとなるのでこの選択肢が正しいです。

選択肢4. 114 kN

位置的に196の半分98kN以上になる事はありません。そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢5. 140 kN

位置的に196の半分98kN以上になる事はありません。そのため、この選択肢は誤りです。

まとめ

公式を知っているか知らないかで難易度が変わりますが、公式自体は簡単な公式なので押さえておきましょう。

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