クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)10月
問29 (原動機及び電気に関する知識 問29)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)10月 問29(原動機及び電気に関する知識 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
- 回路計(テスター)は、直流電圧、交流電圧、直流電流などを、スイッチを切り替えることによって計測できる計器である。
- 回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最大レンジで測定する。
- アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ0点調整を行ってから測定する。
- 電流計は、測定する回路に並列に接続して測定し、電圧計は、測定する回路に直列に接続して測定する。
- 電流計で大電流を測定する場合は、交流では変流器を、直流では分流器を使用して測定する。
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この過去問の解説 (3件)
01
回路計(テスター)は、直流電圧、交流電圧、直流電流などを、スイッチを切り替えることによって計測できる計器です。
抵抗の計測もできます。
2 . 正しいです。
回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最大レンジで測定し、次に適当な端子に切り替えて測定します。
3 . 正しいです。
アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ0点調整を行ってから測定します。
4 .誤りです。
電流計は、回路に直列に接続して測定します。
電圧計は、回路に並列に接続して測定します。
誤って接続してしまうと、回路が短絡して焼損事故を起こします。
5 . 正しいです。
電流計で高電流を測定するときは、交流では変流器を、直流では分流器を使用して測定します。
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02
電気計器の使用方法に関する問題です。
この問題も電気工事士の内容と酷似しているものが大半ですが、知識としては知っておく必要がある内容なので、順番に確認しておきましょう。
正しい記述です。
テスターは電流や電圧、抵抗まで測定することができます。
正しい記述です。
テスターは測定する回路の電圧や電流の大きさが分からない場合、最初に測定範囲の最大レンジで測定します。
正しい記述です。
アナログテスターは、正確な値を測定するために、事前に0点調整を行ってから測定を行います。
記述が逆になっており、電流計は測定する回路に並列に接続するのではなく直列に接続し、電圧計は測定する回路に直列に接続するのではなく並列に接続してから測定します。
正しい記述です。
電流計で大電流を測定する場合、交流では変流器を使用し、直流では分流器を使用して測定します。
どの選択肢も大事な内容ですが、電流計は直列、電圧計は並列で接続する事は絶対に忘れないようにして下さい。
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03
電気計器は、電気設備の点検やトラブルシューティングの際に電圧・電流・抵抗などを測定するための重要なツールです。計器の使い方を誤ると、正しい測定ができないばかりか、機器や回路の損傷にもつながるため、基本的な使用法を正確に理解しておく必要があります。本問題では、電気計器の使用方法に関する記述の中から適切でないものを選ぶ問題です。
正しい記述です。テスター(回路計)は、スイッチ操作により各種測定が可能です。
正しい記述です。回路の電圧や電流が不明な場合、計器を損傷しないように最大レンジで測定するのが原則です。
正しい記述です。アナログ式テスターでは、0点調整(ゼロアジャスト)は正確な測定のために必要です。
電流計と電圧計の接続方法には明確なルールがあります。
・電流計は、測定対象の回路に直列に接続します。回路を流れる電流そのものを測るため、電流の通り道に挿入する必要があります。
・電圧計は、測定対象の両端に並列に接続します。電圧差(電位差)を測るには、測定したい2点間に計器を接続する必要があるためです。
この記述では、電流計と電圧計の接続方法が逆に書かれており、不適切です。
正しい記述です。大電流測定時には、交流回路では変流器(CT)、直流回路では分流器(シャント抵抗)を併用します。
電気計器の基本的な使い方を誤ると、誤測定だけでなく計器や回路の破損、感電の危険を招くこともあります。特に、電流計は直列、電圧計は並列という接続方法の違いは、電気計器の使用における最も基本的かつ重要な知識の一つです。
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