クレーン・デリック運転士 過去問
平成31年(2019年)4月
問23 (原動機及び電気に関する知識 問23)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成31年(2019年)4月 問23(原動機及び電気に関する知識 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
- かご形三相誘導電動機は、回転子が鉄心の周りに太い導線をかご形に配置した簡単な構造になっているため、故障が少なく、取扱いも容易である。
- 巻線形三相誘導電動機は、固定子側も回転子側も巻線になっており、回転子側の巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続される。
- 三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より15〜20%遅く回転する性質がある。
- 直流電動機では、固定子を界磁と呼ぶ。
- 直流電動機では、回転子に給電するために整流子が使用される。
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この過去問の解説 (3件)
01
かご形三相誘導電動機は、回転子が鉄心の周りに太い導線をかご形に配置した簡単な構造になっているため、故障が少なく、取扱いも容易です。
2 . 正しいです。
巻線形三相誘導電動機は、固定子側も回転子側も巻線になっており、回転子側の巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続されます。
3 . 誤りです。
三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転しますが、負荷がかかると同期速度より2〜5%遅く回転する性質があります。
4 . 正しいです。
直流電動機では、固定子を界磁と呼んでいます。
5 . 直流電動機では、回転子に給電するために整流子が使用されています。
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02
電動機に関する問題です。
電動機はクレーンを制御する重要な設備なので、しっかり押さえておきましょう。
正しい記述です。
かご形三相誘導電動機は、回転子が鉄心の周りに太い導線をかご形に配置した簡単な構造になっており、故障もあまり起こらず扱いも簡単です。
正しい記述です。
巻線形三相誘導電動機は固定子側も回転子側も巻線になっているのが特徴で、回転子側の巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続される構造となっています。
三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より15〜20%ではなく2~5%遅く回転する性質があります。
正しい記述です。
直流電動機では、固定子を界磁と呼びます。磁界を発生させる部分を指します。
正しい記述です。
直流電動機では、回転子に給電するために整流子が使用されるのが一般的です。これによりコイルを回転され続ける事が可能となります。
電動機は実際に現物を見ながらじゃないとイメージが付きにくいかもしれませんが、電動機に関する問題も良く出題されるので、忘れないようにしましょう。
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03
電動機は、電気エネルギーを機械的エネルギーに変換する装置であり、産業機械や電気設備に広く使用されています。
適切な記述です。かご形三相誘導電動機は構造がシンプルで丈夫なため、故障が少なく、保守が容易です。
適切な記述です。巻線形三相誘導電動機の回転子は巻線構造で、スリップリングを介して外部抵抗を接続できる。これは起動トルクの制御に利用され、正しい記述です。
不適切な記述です。三相誘導電動機の回転子の回転速度(回転子速度)は、固定子の回転磁界の速度(同期速度)より常にわずかに遅れる必要がありますが、負荷がかかっても通常は2〜6%程度の遅れ(スリップ)にとどまります。15〜20%のスリップは異常な値であり、正常な運転状態ではありません。
適切な記述です。直流電動機では、固定子に設けられた磁界を生み出す部分を「界磁」と呼びます。正しい表現です。
適切な記述です。直流電動機の回転子(電機子)には、電流を供給するための整流子(コミュテータ)があり、これが電流の流れる方向を自動で切り替える役割を果たします。
三相誘導電動機は、同期速度よりわずかに遅れて回転する性質がありますが、そのスリップは通常2〜6%程度です。15〜20%のスリップがあるという記述は不適切であり、異常動作を示しています。
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