クレーン・デリック運転士 過去問
令和2年(2020年)4月
問2 (クレーン及びデリックに関する知識 問2)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)4月 問2(クレーン及びデリックに関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

つり具に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • フックは、形状、材質、強度などによる条件に適応するため、一般に鍛造によって成形されている。
  • リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものがある。
  • クローは、製鋼工場において、熱鋼片やレールを扱う天井クレーンなどに用いられるつり具である。
  • バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物を取り扱うときに用いられる。
  • スプレッダは、アンローダに用いられるばら物専用のつり具で、ばら物を受け入れるためのホッパーとコンベアが組み込まれている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1 .適切です。

フックは、形状、材質、強度などによる条件に適応するため、一般に鍛造によって成形されています。

2 .適切です。

リフティングマグネットは、電磁石を応用して鋼材を吸着することのできるつり具です。
不意の停電に備え、つり荷の落下を防止できるように、停電保護装置を設けています。

3 .適切です。

クローは、製鋼工場の天井クレーンなどで使われているコの字の形が特徴のつり具です。
熱鋼片やレールを扱うのに適しています。

4 .適切です。

バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物を取り扱うのに適しています。
ゴム製の吸着パットを装着していて、吸引力を発生させる機構によってつり荷を吸着させます。

5 .適切ではありません。

スプレッダは、コンテナ専用のつり具です。
ちなみに、アンローダに用いられるばら物専用のつり具はグラブバケットいいます。

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02

適切でないものは5番です。

5 .スプレッダとアンローダはコンテナ等の形状が決まっているもの用の吊り具です。

1 .一般的にフックに求められる強度、耐摩耗性などを考慮し、鍛造によって成形されています。

2 .リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、停電保護装置を備えたものがあり、平面を持つ鉄板等によく使われています。

3 .クローは、熱鋼片やレール等形状がバラバラなものを扱う天井クレーンなどによく使用されています。

4 .バキューム式つり具は、吸盤が多く取り付けられ、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物をを吊り上げるのに使われています。

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03

つり具に関する問題です。

用途によってつり具は使い分けますが、それぞれの特徴はしっかり把握しておく必要があります。

選択肢1. フックは、形状、材質、強度などによる条件に適応するため、一般に鍛造によって成形されている。

正しい記述です。

フックは、形状、材質、強度などによる条件に適応するため、一般に鍛造によって成形されています。

選択肢2. リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものがある。

正しい記述です。

リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものがあります。

選択肢3. クローは、製鋼工場において、熱鋼片やレールを扱う天井クレーンなどに用いられるつり具である。

正しい記述です。

クローは、製鋼工場において、熱鋼片やレールを扱う天井クレーンなどに用いられるつり具です。

L字のつり具です。

選択肢4. バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物を取り扱うときに用いられる。

正しい記述です。

バキューム式つり具は、ガラス板などのように表面が滑らかな板状の物を取り扱うときに用いられます。

吸引力を利用してつり上げます。

選択肢5. スプレッダは、アンローダに用いられるばら物専用のつり具で、ばら物を受け入れるためのホッパーとコンベアが組み込まれている。

スプレッダは、アンローダに用いられるばら物専用のつり具ではなく、主に橋形クレーンに用いられるつり具です。

まとめ

つり具は種類が多いですが、用途ごとの正しい使い方を理解していないと事故につながるので内容を押さえておきましょう。

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