クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)4月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問32

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)4月 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

物体に働く摩擦力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • 他の物体に接触し、その接触面に沿う方向の力が作用している物体が静止しているとき、接触面に働いている摩擦力を静止摩擦力という。
  • 静止摩擦力は、物体に徐々に力を加えて物体が接触面に沿って動き出す瞬間に最大となる。
  • 運動摩擦力の大きさは、物体の接触面に作用する垂直力の大きさと接触面積に比例する。
  • 物体に働く運動摩擦力は、最大静止摩擦力より小さい。
  • 円柱状の物体を動かす場合、転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると小さい。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

適切でないのは3番です。

3 .運動摩擦力の大きさは、物体の接触面に作用する垂直力の大きさに比例します。

1 .静止摩擦力とは、他の物体に接触し、その接触面に沿う方向の力が作用している物体が静止しているとき、接触面に働いている摩擦力のことをいいます。

2 .静止摩擦力を測定する時は、物体に徐々に力を加え、物体が接触面に沿って動き出す瞬間の値になります。

4 .物体が動き始めるときに最も大きな力が必要です。このことから、動いている運動摩擦力は静止摩擦力より小さいことになります。

5 .円柱状に物を動かすとき、滑らせていくより、転がしていく方がより小さな力で動かすことができます。

参考になった数9

02

正解は3です。

1 .正しいです。
静止摩擦力とは、物体が静止しているときに接触面に働いている摩擦力のことをいいます。

2 .正しいです。
静止摩擦力は、物体が接触面に沿って動き出す瞬間が最大となります。

3 .誤りです。
運動摩擦力の大きさは、物体の接触面に作用する垂直力の大きさには比例しますが、接触面積の大きさには比例しません。

4 .正しいです。
運動摩擦力は、最大静止摩擦力より小さいです。

5 .正しいです。
転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると小さいです。

参考になった数8