クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)10月
クレーン及びデリックに関する知識 問2
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)10月 クレーン及びデリックに関する知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 足踏み油圧式ディスクブレーキは、運転室で操作する天井クレーンの走行用やジブクレーンの旋回用に用いられる。
- バンドブレーキには、緩めたときにバンドが平均して緩むように、バンドの外周にすき間を調整するボルトが配置されている。
- ドラム形電磁ブレーキは、電磁石、リンク機構及びばねにより構成されており、電磁石の励磁を交流で行うものを交流電磁ブレーキ、直流で行うものを直流電磁ブレーキという。
- 電動油圧式ディスクブレーキは、ディスクの両面を油圧などで摩擦パッドを介して押し付けて制動するもので、制動力の開放は電動油圧により行うが、ディスクが過熱しやすく、装置全体を小型化できない。
- 電動油圧押上機ブレーキは、ばねにより制動を行い、油圧によって押上げ力を得て制動力を解除する。
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この過去問の解説 (2件)
01
4 .電動油圧式ディスクブレーキはバネの力によって摩耗パッドをディスクに押し付け、制動力の開放は油圧によって行います。そのため、油圧がかかっていない電源オフ状態では、常にブレーキがかかった状態となっています。
1 .足踏み油圧式ディスクブレーキは、運転室で操作する天井クレーンの走行やジブクレーンの旋回時のブレーキとして用いられています。
2 .バンドブレーキには、緩めたときにバンドが平均して緩む必要があり、その為、バンドの外周にすき間を調整するボルトが配置されています。
3 .ドラム形電磁ブレーキは、電磁石、リンク機構及びばねにより構成されており、電磁石の励磁を交流で行うものを交流電磁ブレーキ、直流で行うものを直流電磁ブレーキと呼んでいます。
5 .電動油圧押上機ブレーキは、ばねにより制動を行い、油圧によって押上げ力を得て制動力を解除する構造になっています。
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02
1 .正しいです。
足踏み油圧式ディスクブレーキは、運転室で操作する天井クレーンの走行用やジブクレーンの旋回用に用いられています。
2 .正しいです。
バンドブレーキには、緩めたときにバンドが平均して緩むように、バンドの外周にすき間を調整するボルトが配置されています。
3 .正しいです。
ドラム形電磁ブレーキは、電磁石、リンク機構及びばねにより構成されているのが特徴です。
電磁石の励磁を交流で行うものを交流電磁ブレーキ、直流で行うものを直流電磁ブレーキといいます。
4 .誤りです。
電動油圧式ディスクブレーキは、ディスクの両面をバネなどで摩擦パッドを介して押し付けて制動するもので、制動力の開放は電動油圧によって行います。ディスクの冷却効果がよく、装置全体を小型化できるメリットがあります。
5 .正しいです。
電動油圧押上機ブレーキは、ばねにより制動を行い、油圧によって押上げ力を得て制動力を解除します。
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