クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)10月
クレーン及びデリックに関する知識 問3
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)10月 クレーン及びデリックに関する知識 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
ワイヤロープ及びつり具に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- フィラー形のワイヤロープは、ストランドを構成する素線の間に細い素線を組み合わせたものである。
- 「ラングより」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が同じである。
- ストランド6よりのワイヤロープの径の測定は、ワイヤロープの同一断面の外接円の直径を3方向から測定し、その平均値を算出する。
- 「Zより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、左上から右下へストランドがよられている。
- リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものがある。
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この過去問の解説 (2件)
01
4 .「Zより」のワイヤーロープは、ロープを縦にしたとき、右上から左下へストランドがよられています。左上から右下へストランドが見られるのは「Sより」です。
1 .フィラー形のワイヤロープの内部素線には、フィラー線と呼ばれる細い素線が組み込まれています。
2 .「ラングより」のワイヤーロープは、ロープにより方向とストランドのよりの方向が同じであり、これにより、ロープの外面との接触面が狭くなり、耐摩耗性に優れています。
3 .ストランド6よりのワイヤロープの径の測定方法として、同一断面の対角面にあるストランド同士を測定し、3方向のその平均値を測定値とします。
5 .リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、停電保護装置を備えたものがあり、平面を持つ鉄板等によく使われています。
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02
1 .正しいです。
フィラー形のワイヤロープは、ストランドを構成する素線の間に細い素線を組み合わせてあるのが特徴です。
2 .正しいです。
「ラングより」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が同じです。
3 .正しいです。
ワイヤロープの径の測定方法は、断面の外接円の直径を3方向から測定し、その平均値を算出します。
4 .誤りです。
「Zより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、右上から左下へストランドがよられています。
5 .正しいです。
リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具です。
不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものがあります。
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