クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)10月
クレーン及びデリックに関する知識 問6

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)10月 クレーン及びデリックに関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの構造部分に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • プレートガーダは、細長い部材を三角形に組んだ骨組構造で、強度が大きい。
  • ボックスガーダは、鋼板を箱形状の断面に構成したもので、水平力を支えることができる構造であるため、補桁は不要である。
  • Iビームガーダは、I形鋼を用いたクレーンガーダで、補桁を設けないこともある。
  • 橋形クレーンの脚部の構造は、ボックス構造やパイプ構造が多い。
  • ジブクレーンのジブは、荷をより多くつれるように、自重をできるだけ軽くし、かつ、剛性を持たせる必要があるため、パイプトラス構造やボックス構造のものが用いられている。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。

1 .誤りです。
プレートガーダは、Iビームをアングルで補強した構造です。
この断面のみである程度の水平力を支えることができます。
補桁は不要です。

2 .正しいです。
ボックスガーダは、箱形の構造です。
この断面のみで十分に水平力を支えることができます。
補桁は不要です。

3 .正しいです。
Iビームガーダは、I形鋼を用いた構造です。
補桁を設けないこともあります。

4 .正しいです。
橋形クレーンの脚部の構造は、強度や水平力を要求されますので、ボックス構造やパイプ構造のものが多く用いられています。

5 .正しいです。
ジブクレーンのジブは、荷をより多くつれるように、自重をできるだけ軽くし、かつ、剛性を持たせる必要があります。
そのため、パイプトラス構造やボックス構造のものが多く用いられています。

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02

適切でないのは1番です。

1 .プレートガーダは、薄い板状の部材を角形に組んだ骨組構造です。

2 .ボックスガーダは、鋼材の断面形状が箱型になっており、水平力を支えることに優れているため、補桁は不要です。

3 .Iビームガーダは、鋼材の断面がI型をしており、強度が強いため、補桁を設けないこともあります。H鋼と酷似しています。

4 .橋梁形クレーンは、大型のものが多く、特に強度が求められるため、強度が強いボックス構造やパイプ構造が多く用いられています。

5 .ジブクレーンはジブ本体が重くなると、吊り上げられる荷の重量が減少するため、強度を保ちつつ、できるだけ軽量構造となっています。

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