クレーン・デリック運転士の過去問
令和3年（2021年）4月
関係法令 問12

選択肢１は正しいです。

「クレーンの運転の業務に係る特別の教育」を受講すると、つり上げ荷重5t未満のクレーン（移動式クレーンを除く）の運転の業務に就くことができます。

選択肢文では、つり上げ荷重4tの機上で運転する方式の天井クレーンとなっており、法令の規定通りです。

選択肢２は正しいです。

「床上操作式クレーン運転技能講習」の修了で、つり上げ荷重5t以上の床上操作式クレーンの運転の業務に就くことができます。

選択肢文では、つり上げ荷重10tの床上操作式クレーンである橋形クレーンとなっており、法令の規定通りです。

選択肢３は誤りです。

「床上運転式クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許」は、つり上げ荷重5t以上の無線操作方式のクレーンの運転の業務に就くことができません。

選択肢文では、つり上げ荷重10tの無線操作方式の天井クレーンとなっており、法令の規定に違反しています。

選択肢４は正しいです。

「クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許」で、つり上げ荷重5t以上のクレーンの運転の業務に就くことができます。

選択肢文では、つり上げ荷重20t のクライミング式ジブクレーンとなっており、法令の規定通りです。

選択肢５は正しいです。

「限定なしのクレーン・デリック運転士免許」を取得すると、全てのクレーン及びデリックの運転の業務に就くことができます。

選択肢文では、つり上げ荷重15tのケーブルクレーンとなっており、法令の規定通りです。

答えは(3)です。

解説

1.「クレーンの運転の業務に係る特別の教育の受講で、つり上げ荷重4tの機上で運転する方式の天井クレーンの運転の業務に就くことができる。」は正しいです。

「クレーンの運転の業務に係る特別の教育」を受講すると、つり上げ荷重5t未満のクレーン（移動式クレーンを除く）の運転の業務に従事できます。

2.「床上操作式クレーン運転技能講習の修了で、つり上げ荷重10tの床上操作式クレーンである橋形クレーンの運転の業務に就くことができる。」は正しいです。

「床上操作式クレーン運転技能講習」の修了で、つり上げ荷重5t以上の床上操作式クレーンの運転の業務に従事できます。

3.「床上運転式クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許で、つり上げ荷重10tの無線操作方式の天井クレーンの運転の業務に就くことができる。」は誤りです。

「床上運転式クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許」は、つり上げ荷重5t以上の無線操作方式のクレーンの運転の業務に従事できません。

4.「クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許で、つり上げ荷重20t のクライミング式ジブクレーンの運転の業務に就くことができる。」は正しいです。

「クレーンに限定したクレーン・デリック運転士免許」で、つり上げ荷重5t以上のクレーンの運転の業務に就くことができます。

5.「限定なしのクレーン・デリック運転士免許で、つり上げ荷重15tのケーブルクレーンの運転の業務に就くことができる。」は正しいです。

「限定なしのクレーン・デリック運転士免許」を取得すると、全てのクレーン及びデリックの運転の業務に就くことができます。