クレーン・デリック運転士の過去問
令和3年(2021年)4月
関係法令 問13

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問題

クレーン・デリック運転士の過去問 令和3年(2021年)4月 関係法令 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの組立て時、点検時又は悪天候時の措置に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

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この過去問の解説 (2件)

01

選択肢1は誤りです。

クレーンの組立ての作業を行うときは、必ず作業を指揮する者を選任するとともに、組立作業を行う区域へ関係労働者以外の労働者を立ち入らせてはなりません。

選択肢文では、「当該作業を指揮する者に、当該関係労働者以外の労働者の作業状況を監視させなければならない」という部分が法令に違反しています。

選択肢2は正しいです。

事業者はクレーンの組立て又は解体の作業を行なうとき、強風・大雨・大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはなりません。

選択肢3は正しいです。

事業者は、屋外に設置されているクレーンを用いて瞬間風速が毎秒30メートルを超える風が吹いた後に作業を行なうとき、又はクレーンを用いて中震以上の震度の地震の後に作業を行なうときは、あらかじめクレーンの各部分の異常の有無について点検を行なわなければなりません。

選択肢4は正しいです。

事業者は、天井クレーンのクレーンガーダの上において当該天井クレーンの点検等の作業を行うときは、事故を防止するため、当該天井クレーン等の運転を禁止するとともに、当該天井クレーン等の操作部分に運転を禁止する旨の表示をしなければなりません。

選択肢5は正しいです。

事業者は、同一のランウェイに並置されている走行クレーンの点検等の作業を行なうときは、監視人をおくことと、ランウェイの上にストッパーを設けること等により、クレーン同士の衝突や労働者への接触などの事故を防止するための措置を講じなければなりません。

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02

答えは(1)です。

解説

1.「クレーンの組立ての作業を行うときは、作業を指揮する者を選任して、組立作業を行う区域へ関係労働者以外の労働者を立ち入らせる場合には、当該作業を指揮する者に、当該関係労働者以外の労働者の作業状況を監視させなければならない。」は誤りです。

組立作業を行う区域へ関係労働者以外の労働者を立ち入らせてはなりません。

2.「大雨のため、クレーンの組立ての作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない。」は正しいです。

クレーンの組立て又は解体の作業を行う際、悪天候のため危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはなりません。

3.「屋外に設置されているクレーンを用いて瞬間風速が毎秒30mをこえる風が吹いた後に作業を行うときは、あらかじめ、クレーンの各部分の異常の有無について点検を行わなければならない。」は正しいです。

4.「天井クレーンのクレーンガーダの上で当該天井クレーンの点検の作業を行うときは、原則として、当該天井クレーンの運転を禁止するとともに、当該天井クレーンの操作部分に運転を禁止する旨の表示をしなければならない。」は正しいです。

5.「同一のランウェイに並置されている走行クレーンの点検の作業を行うときは、監視人をおくこと、ランウェイの上にストッパーを設けること等、労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。」は正しいです。

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