クレーン・デリック運転士の過去問
令和3年(2021年)10月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問39
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)10月 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
荷重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 衝撃荷重は、極めて短時間に急激に加わる荷重である。
- クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
- 天井クレーンのクレーンガーダには、主に曲げ荷重がかかる。
- せん断荷重は、材料をはさみで切るように働く荷重である。
- クレーンの巻上げドラムには、引張荷重とねじり荷重がかかる。
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この過去問の解説 (1件)
01
答え:5
1.「衝撃荷重は、極めて短時間に急激に加わる荷重である。」は正しいです。
急激かつ短時間に作用する荷重を衝撃荷重といいます。荷を吊った電動ホイストクレーンが水平方向に移動中に急停止した場合等に発生し、衝撃荷重を考慮した設計が求められます。
2.「クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。」は正しいです。ワイヤロープには、つり荷やジブの重量の張力による引張荷重と、シーブに入るときに曲げられる曲げ荷重がかかります。
3.「天井クレーンのクレーンガーダには、主に曲げ荷重がかかる。」は正しいです。
4.「せん断荷重は、材料をはさみで切るように働く荷重である。」は正しいです。
材料のある断面に平行に、反対向きの一対の荷重を作用させ、材料の面に沿って作用させる荷重です。
5.「クレーンの巻上げドラムには、引張荷重とねじり荷重がかかる。」は誤りです。
クレーンの巻上げドラムには、ワイヤロープに引っ張られて、曲げ荷重とねじり荷重がかかります。
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