クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)10月
クレーン及びデリックに関する知識 問4
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 クレーン及びデリックに関する知識 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
ワイヤロープ端末の止め方とこれを表した図に関する次のAからDについて、適切なもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。
- A,B
- A,B,C
- B,C
- B,C,D
- C,D
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい組み合わせは、「B:クリップ止め」と「C:圧縮止め」です。
それぞれの組み合わせについて見ていきます。
A:クサビ止め
Aの図は「合金詰めソケット止め」なので、この組み合わせは誤りです。
「クサビ止め」とは、ソケットの中にワイヤロープを挿入し、ロープの端部を広げてから、その中にクサビを打ち込むことで固定する方法です。この構造は、ワイヤロープが引っ張られる力によってクサビがさらに強く押し付けられる仕組みになっているため、非常に高い保持力を発揮します。
Dの画像が「クサビ止め」です。
B:クリップ止め
Bの図は「クリップ止め」なので、この組み合わせは正しいです。
「クリップ止め」とは、Uボルト付きの金具を使ってワイヤロープを固定する方法です。この図では、複数のクリップがワイヤロープをしっかりと留めていることが確認できます。この方法は、繰り返し使用する場面や仮設的な固定に適しています。
C:圧縮止め
Cの図は「圧縮止め」なので、この組み合わせは正しいです。
「圧縮止め」は、ワイヤロープの端を金属スリーブで圧縮して固定する方法で、この図ではその特徴が示されています。
D:合金詰めソケット止め
Dの図は、「クサビ止め」なので、この組み合わせは誤りです。
「合金詰めソケット止め」は、ワイヤロープの端部をソケット内に挿入し、その隙間に溶融した金属合金を流し込んで固める方法です。固まった合金がワイヤロープの端部をソケット内で固定するため、高い保持力と信頼性を持つ止め方です。
Aの画像が「合金詰めソケット止め」です。
この選択肢は間違いです。
この選択肢は間違いです。
この選択肢は正しいです。
この選択肢は間違いです。
この選択肢は間違いです。
ワイヤロープの止め方には、それぞれの用途や特徴があります。例えば、強度が求められる作業では「圧縮止め」や「合金詰めソケット止め」が適し、簡便な固定には「クリップ止め」が使われます。
正しい固定方法を選ぶことで、安全性を確保し、作業の効率を上げることができます。
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