クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)10月
関係法令 問4
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 関係法令 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの使用に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 油圧を動力として用いるクレーンの安全弁については、原則として、つり上げ荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
- ジブクレーンについては、クレーン明細書に記載されているジブの傾斜角(つり上げ荷重が3t未満のジブクレーンにあっては、これを製造した者が指定したジブの傾斜角)の範囲をこえて使用してはならない。
- クレーンの直働式の巻過防止装置は、つり具の上面又は当該つり具の巻上げ用シーブの上面とドラムその他当該上面が接触するおそれのある物(傾斜したジブを除く。)の下面との間隔が0.05m以上となるように調整しておかなければならない。
- クレーン検査証を受けたクレーンを用いて作業を行うときは、当該作業を行う場所に、当該クレーンのクレーン検査証を備え付けておかなければならない。
- 労働者からクレーンの安全装置の機能が失われている旨の申出があったときは、すみやかに、適当な措置を講じなければならない。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
誤っているものは「油圧を動力として用いるクレーンの安全弁については、原則として、つり上げ荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない」です。
この記述は誤りです。
安全弁の調整基準として、法令では「つり上げ荷重の1.1倍に相当する荷重をかけたときの油圧以下で作用する」ように定められています。つり上げ荷重そのものではなく、1.1倍という基準が適用されます。
この記述は正しいです。
ジブクレーンの傾斜角は、クレーン明細書や製造者の指定に従う必要があります。この範囲を超えて使用することは法令違反です。
この記述は正しいです。
法令では、巻過防止装置の間隔を0.05m以上にするよう明確に定められています。
この記述は正しいです。
作業場所に検査証を備え付けておくことは、クレーンを使用する際の必須要件です。
この記述は正しいです。
安全装置の異常が報告された場合、速やかに修理や点検を行うことが求められています。
安全弁の調整基準は、つり上げ荷重そのものではなく「1.1倍」であることを覚えることが重要です。クレーンの明細書や基準に従って使用することは安全確保に欠かせません。
法令で定められた点検基準や備え付けの義務を守ることが、事故防止の基本となります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問3)へ
令和4年(2022年)10月問題一覧
次の問題(問5)へ