クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年(2023年)4月
関係法令 問7

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 関係法令 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

クレーン・デリック運転士免許及び免許証に関する次のAからEの記述について、法令上、誤っているもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。

A  故意により、免許に係る業務について重大な事故を発生させたときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。
B  免許に係る業務に従事するときは、当該業務に係る免許証を携帯しなければならないが、屋外作業等、作業の性質上、免許証を滅失するおそれのある業務に従事するときは、免許証に代えてその写しを携帯することで差し支えない。
C  免許に係る業務に現に就いている者は、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならないが、変更後の氏名を確認することができる他の技能講習修了証等を携帯するときは、この限りでない。
D  免許証を他人に譲渡又は貸与したときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。
E  免許に係る業務に現に就いている者は、免許証を滅失したときは、免許証の再交付を受けなければならないが、当該免許証の写し及び事業者による当該免許証の所持を証明する書面を携帯するときは、この限りでない。
  • A,B,C
  • A,D
  • B,C,D
  • B,C,E
  • C,D,E

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この過去問の解説 (1件)

01

誤っているものは「B,C,E」です。

 

A 故意により、免許に係る業務について重大な事故を発生させたときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。


この記述は正しいです。
重大な事故を故意に引き起こした場合、免許の取消しや効力の一時停止の処分を受けることがあります。これは労働安全衛生法に基づく処分の一環です。

 

B 免許に係る業務に従事するときは、当該業務に係る免許証を携帯しなければならないが、屋外作業等、作業の性質上、免許証を滅失するおそれのある業務に従事するときは、免許証に代えてその写しを携帯することで差し支えない。


この記述は誤りです。
法令では、免許証の写しを携帯することは認められていません。常に原本を携帯する必要があります。

 

C 免許に係る業務に現に就いている者は、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならないが、変更後の氏名を確認することができる他の技能講習修了証等を携帯するときは、この限りでない。


この記述は誤りです。
氏名を変更した場合、免許証の書替えは必須です。技能講習修了証等を携帯していても、免許証の書替え義務は免除されません。

 

D 免許証を他人に譲渡又は貸与したときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。


この記述は正しいです。
免許証の譲渡や貸与は、法令に違反する行為であり、処分の対象となります。

 

E 免許に係る業務に現に就いている者は、免許証を滅失したときは、免許証の再交付を受けなければならないが、当該免許証の写し及び事業者による当該免許証の所持を証明する書面を携帯するときは、この限りでない。


この記述は誤りです。
免許証を滅失した場合は、速やかに再交付を受ける必要があり、写しや証明書では代用できません。

選択肢1. A,B,C

この選択肢は誤りです。

選択肢2. A,D

この選択肢は誤りです。

選択肢3. B,C,D

この選択肢は誤りです。

選択肢4. B,C,E

この選択肢は正しいです。

選択肢5. C,D,E

この選択肢は誤りです。

まとめ

免許証の携帯は原本が必須であり、写しでの代用は認められません。

氏名変更や免許証滅失時には、速やかに書替えや再交付を受ける義務があります。

他人への譲渡や貸与は違法行為であり、免許の取消しや効力の一時停止の対象となります。

クレーン・デリック運転士免許に関する手続きは厳格に定められており、法令の詳細を正確に把握することが重要です。

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