TOEICの過去問 | 予想問題 Part5 問507

正解は４番です。

ここで見るべき箇所は、空欄の後ろのhis employeesだけです。employeesと複数形になっている事に着目しましょう。
この段階で後ろに単数形を取るeveryとeachは消えます。

残ったのはalmostとallですが、almostはallを伴ってalmost all employees「ほとんど全ての従業員」なら正解でした。
全文を読まなくても解ける問題でしたね。

２番のeveryは「あらゆる・全ての・どれも皆」、
３番のeachは「各々・それぞれ」という意味で、どちらも後に続く単語は単数形になります。

ただし、every 2 days「２日ごとに、２日に一度 」のように意味によっては後ろに複数形を伴う場合もあります。

訳：社長は全社員に新プロジェクトへの参加を要求しました。

【正解】４

【ポイント】複数形を修飾する形容詞

【考え方】
問題文は( ) his employeesで目的語になっています。
選択肢のうち、almostは副詞であり、名詞を修飾できませんので不可です。
残りの選択肢のうち、２と３は単数形を修飾する形容詞ですので、４allが正解です。

【参考】
１almostはalmost allであれば正解です。

【全訳】
社長は全ての従業員に対して、新しいプロジェクトに参加するよう要求しました。

------- のあとには his employees という
〈人称代名詞の所有格＋名詞の複数形〉が続きます。

almost は「ほとんど」という意味の副詞で，
名詞を修飾することはありません。
every と each はともに「各～」という意味の形容詞として使われますが，
いずれも単数名詞を修飾します。
さらに，every は 代名詞の前につけることは出来ません。

したがって，残った all（【４】番）が正解ということになります。

The president has asked all his employees to participate in the new project.
　（社長は彼の従業員に新規プロジェクトへの参加を求めた。）

president は「社長」という意味です。
ask 人 to do は「人に～することを求める」，
participate in ～ は「～に参加する」の意味です。


なお，each と every には以下のような細かい違いがあります。
・each には代名詞としての働きがある
例）Each of the students had to take the English test.
　　（各生徒はその英語のテストを受ける必要があった。）
・every は３つ（人）以上のものに対して使う
・each は個別的，every は一まとまりとして扱っている感じ