コンマ(,)の前にも
主語(The old system of logistics)と動詞(was complicated),
------- の後にも主語(the new one)と動詞(is)があることから,
------- は節と節をつなぐ接続詞が来ると判断できます。
選択肢のうち接続詞であるのは whereas と whether です。
問題文では,------- の前後で
the old system of logistics(旧)⇔ the new one(新)
complicated(複雑)⇔ simple(シンプル)
という対比が行われています。
そんなときに用いるのは whereas(~であるのに対して…)のほうです。
したがって,正解は【4】番です。
The old system of logistics was complicated, whereas the new one is really simple.
(古い物流システムは複雑でしたが,新しいシステムは本当に
シンプルです。)
whereas の代わりに while も使うことが可能です。
logistics は「物流」の意味です。
「ロジスティクス」というカタカナ語にもなっていますね。
軍事用語としては「兵站(へいたん)」と訳されます。
the (+形容詞+) one はすでに登場した名詞の反復を避けるために
用いられます(問題文では the system of logistics)。
他の選択肢については次の通り。
1. in the event of ~(~が起こったら)
前置詞句であり,~には名詞とその相当語句が入ります。
例)In the event of a seizure, call ambulance immediately.
(発作が起こったら,すぐに救急車を呼ぶこと。)
2. in an effort to do(~しようと努力して)
to は前置詞ではなく,to 不定詞の to です。
例)All of his pockets were turned out in an effort to identify him.
(身元を確認しようとして,彼のポケットは全て裏返されました。)
3. whether(~かどうか)
名詞節を導き,他動詞の目的語,前置詞目的語,補語など,
文のいろいろな要素にすることができます。
if と書き換え可能な場合があります。
節の末尾に or not をつけることもあります。
例)I don’t know whether it will rain tomorrow. ※他動詞の目的語
(明日,雨が降るかどうかは私には分からない。)
例)The problem is whether she will come or not. ※補語,or not あり
(問題は,彼女が来るかどうかです。)