ヘッドハントのオファーを受けての辞職願の手紙です。
① … I am looking forward to taking up that kind of a ---( 1 )--- role.
ヘッドハント先でのそのような種類の role(職務)を
take up(興味を持ってやり始める)ことを楽しみにしている
という内容の文です。---( 1 )--- にはその職務が
どのようなものかを表現する形容詞相当の「1語」が入ると考えられます。
ここでなぜ「1語」と強調したかといいますと,
英語では2語以上のかたまりで名詞を修飾する場合,
その名詞の前ではなく後ろから修飾する決まり(後置修飾)があるのです。
だから,to challenge のような不定詞が ---( 1 )--- に入ることはありえないのです。
また,「形容詞相当」の1語ということで動詞の原形(challenge)も除外です。
残りの選択肢のうち,
形容詞 challenging には「骨の折れる」「難しい」という意味があり,
---( 1 )--- に入れると文脈的にも合います。
したがって,【challenging】が正解ということになります。
challenging は rewarding(やりがいのある)とセットにして
challenging but rewarding で覚えておきましょう。
なお challenged は「障がいのある」の婉曲語です。
the challenged で「障がいを持つ人達」になります。
② I am currently working on the Towa Project, ---( 2 )--- is near completion.
まず,the Towa Project のあとにコンマがあることに
注意してください。そして ---( 2 )--- の後ろでは
is near completion(完了間近です)とそのプロジェクトの進捗状況が
補足的に述べられています。
関係代名詞の非制限用法は,先行詞について
補足的に説明するときに使用されます。
例)She is my sister Jane, who lives in Tokyo.
(彼女は妹のジェーン。東京に住んでいるんだ。)
ここでは先行詞は the Towa Project というモノであり,
関係詞節内での関係詞の働きは主語なので
関係代名詞の主格 which を選択します。【which】が正解です。
他の選択肢について,
who は人が先行詞の場合の関係代名詞,
where は関係副詞であり,関係詞が関係詞節内で
場所関連の副詞として働いている場合に使用します。
what は先行詞込みの関係代名詞です。
③ I ---( 3 )--- a great deal in my years of association with the company …
この文ではこれまでその会社に在籍してきた年月を振り返って
多くのことを(a great deal)「学んだ」と言いたいところです。
したがって,現在完了(継続)になっている have learnt を選択します。
【have learnt】が正解です。現在分詞・動名詞 learning が単独で述語動詞の部分に
入ることはありませんし,動詞の原形(現在形)の learn,
未来の will learn では文脈に合いません。
なお,learn の活用は,
learn – learned – learned と learn – learnt – learnt の2種類があります。
イギリスでは特に過去分詞で learnt を使うのが好まれるようです。
<その他の注意点>
・Please consider this as a formal notice of resignation from the aforesaid post.
(これは前述の職を辞任することの公式の通知とお考えください。)
consider A as B は「AをBとみなす」「AをBと考える」。
consider A (to be) B でも同じです。
resignation は「辞職」「辞職願」。
aforesaid は「前述の」「前記の」。aforementioned とも言います。