発注元の River Book Store Ltd. が
支払いの割引(discount)や送金方法について
確認しようとしている手紙です。
なお,Ltd. は limited の略で,
英国式の表現で「株式会社」に相当します。
米国ならば Inc.(Incorporated)と言います。
① I want to ---( 1 )--- the Order No. 1610400091 …
選択肢はそれぞれ,動詞 confirm の
1. 動名詞・現在分詞形(confirming)
2. 過去形・過去分詞形(confirmed)
3. 派生語で名詞(confirmation)
4. 原形
です。この手紙の目的は「割引や送金方法についての確認」なので,
want to do(~したい;do は動詞の原形)という基本フレーズを使って
want to confirm(確認したい)にすれば意味が通じます。
【4】番 が正解です。
なお,confirm the order はここでは「注文を確認する」ですが,
例えば,ネットショッピングといった状況では
「注文を確定する」という意味になります。
② The order ---( 2 )--- on 11th April,2015.
選択肢として,
5. 不定詞形(to give)
6. 過去形(gave)
7. be 動詞の過去形 + 過去分詞形(was given)
8. be 動詞の現在形 + 現在分詞形(is giving)
が並んでいます。give the order で「注文をする」ですので,
抜粋部はその過去形 gave the order の目的語 the order を
主語にして受動態の文にしたものと考えることが出来ます。
【7】番 が正解です。
③ For your ---( 3 )--- I am also sending the purchase order details as an attachment.
選択肢は次の通りです。
9. 参考,引用文献(reference;名詞)
10. 親切さ(kindness;名詞)
11. 確認する,念を押す(make sure;動詞句)
12. ~のように思われる,~のような音がする
(sound like ~;動詞句)
ここは,前置詞 for の目的語なので,
名詞である2つ(9. と10.)が残ります。そのうち
reference を入れれば,for your reference(参考までに)という
意味の通ったフレーズが出来上がります。【9】番 が正解です。
make sure と sound like の例文を以下に挙げておきます。
例)I’ll call her to make sure that she remember to attend the meeting.
(彼女が忘れずに必ず会議に出席するように電話を入れよう。)
例)She sounds like a good person.(彼女は良い人そうだ。)
※「良い人だ」と思っているのは「彼女(she)」ではなく発言者。
<その他の注意点>
・with reference to ~ 「~に関して」
・As far as the payment is concerned 「支払いに関する限り」
・the account details 「口座の詳細」
・As per the invoice 「送り状にしたがって」
as per ~ は according to ~ と同じく「~にしたがって」。
invoice は「送り状」です。
・be entitled to do 「~する権利がある」
・Can you please let us know whether it suits you if you make a wire transfer instead of a DD or a cheque?
(送金小切手か小切手の代わりに電信送金したほうがご都合
よろしいかどうかをどうぞお知らせ下さい。)
know の目的語として whether 節が使われています。
let us know ~ は「私たちに~を知らせる」。
it は ’状況の it’ と言われるもので,
ここでは後の if you make a wire transfer … を指しています。
A suits 人 で「A(主語)が人にとって都合が良い」。
この場合の suit は動詞です。
wire transfer は「電信送金」。
一方,DD は demand draft の略で「送金小切手」。
cheque(小切手)は英国風のつづりで,米国風では check です。