Towa Industries(担当:Jobs さん)からの marketing manager としての
オファーをお断りする手紙〔メール〕を Susan さんが書いています。
① Thank you very much for ---(1)--- me the position of Marketing Manager with Towa Industries.
前置詞である for の後に続くのは,名詞(句)や
動名詞や代名詞といった名詞に相当する語句です。
選択肢はそれぞれ offer(~を提供する)の
1. 原形(offer)
2. 動名詞形・現在分詞形(offering)
3. to 不定詞(to offer)
4. 過去形・過去分詞形(offered)
ですので,【2】番の動名詞形 offering を入れれば
文法的に正しい文ができあがります。
offer が give などと同様,第4文型(SVO1O2)の形で使えることも
押さえておきましょう。問題の箇所を見てもらうと分かるように,
me といった’人’が先に来て(O1),
the position of ~(~の職)といった
’提供されるもの’が後ろに続きます(O2)。
② As I ---(2)--- earlier, I will not be able to relocate.
as 節の中に earlier(以前)という単語があるので,
この節の中の時制は過去か現在完了かのいずれかと考えます。
現在完了は過去の行動・状態や起こった事象について
現在との関係性について言い表したいときに用いるので,候補に入るのです。
各選択肢の時制は
5. 過去(mentioned)
6. 未来(will mention)
7. 現在完了(has mentioned)
8. 現在(mention)
ですので,5. と 7. が残ります。
ここで主語に注目すると,主語は I,つまり一人称です。
このため,現在完了の場合,have mentioned としなければなりません。
以上より,【5】番の過去形 mentioned が正解,ということになります。
この文の接続詞 As は〈様態・状態〉の as と呼ばれるもので,
「~のように」とか「~の通りに」と訳すことが出来ます。
したがって,この文は「以前申しましたとおり,私は転勤することが
できないでしょう。」と訳せます。
③ I am extremely sorry for this job ---(3)---.
冒頭で述べましたが,この手紙〔メール〕は
オファーを断る目的で書かれています。
祖父母の面倒を見る必要があって転勤したくないから,とのこと。
従って,【12】番の refusal(拒否,辞退)を入れると
「この仕事を辞退して,本当に申し訳ありません。」
という,話の内容に合う文になります。
他の選択肢の,名詞としての意味は次の通り。
(regret は動詞としても使用されます。)
9. rehearsal 「リハーサル」
10. regret 「後悔」「嘆き」
11. response 「反応」
<その他の注意点>
・so that I can look after them 「私は彼らの面倒を見られるように」
so that S can ~ は‘目的’を表す副詞節のイディオムで
「Sが~できるように」という意味です。
look after ~ は「~の世話をする」。
・I sincerely appreciate you taking the time to interview me and to share information on the opportunity and your company.
「私は,あなたが私の面接とこの機会および貴社に関する情報共有の
時間を割いて下さったことに本当に感謝いたします。」
appreciate は「~を感謝する」。thank(~に感謝する)とは異なり,
’人’を目的語に取ることはありません。この1文は一見,
you が目的語のように見えますが,appreciate の目的語(句)は
動名詞句 you taking the time to … and your company です。
you は taking the time to … and your company の
意味上の主語として働いています。
take the time to do で「~する時間を取る」。ここでは the time が
to interview me(私を面接するための)と
to share information on the opportunity and your company
(この機会および貴社に関する情報を共有するための)
の2つの to 不定詞句の修飾を受けています。