James Karnel さんがマーケティングマネジャー職の
オファーを受ける旨を
U&S Company の Mario さんに伝える手紙〔メール〕です。
手紙〔メール〕の後半では雇用条件の確認を行っています。
① I am eager to ---( 1 )--- a positive contribution to the company
be eager to do(しきりに~したがる,~することを切望している)が
使われていることから,to の後に来るのは動詞の原形と予想できます。
実際,選択肢として与えられているのはいずれも動詞の原形です。
make を空欄に入れると,抜粋部は
「私は御社に好ましい貢献をしてまいりたいと切に願っております」
という,オファー受諾の手紙〔メール〕にぴったりの意味になります。
【1】番 が正解です。make a contribution to ~ で「~に貢献する」。
覚えておきましょう。
work(「~を動かす」など;2.),contain(「~を含んでいる」など;3.),
gain(「~を得る」など;4.)はいずれも
a contribution を目的語にして動詞句を形成することはありません。
② ---( 2 )--- we discussed, my starting salary will be $38,000 …
空欄のあとに主語と動詞(we discussed),
コンマをまたいでまた主語と動詞(my starting salary will be)が
あることから,空欄には
節と節をつなぐ接続詞か接続詞に類する語句が入ると予想できます。
この時点で,前置詞である Of(5.)と 副詞・形容詞である Then(8.)は
除外されます。そして,So(6.)は接続詞ではあるものの,
等位接続詞(and や but の仲間)であり,
抜粋部のように文頭に置かれて2つの節をつなぐことは出来ませんので,
これまた除外されます。
なお,Although he was smart, he was busted for cheating.
(かれは賢かったが,カンニング〔浮気〕がばれてしまいました。)
の although などのように,
文頭に置かれて2つの節をつなぐことが出来る接続詞を
従属接続詞と言います。
最後まで残った As(7.)が正解ということになるのですが,
この抜粋部での As は実は接続詞ではないのです。As には
例)As it grew dark, we started to feel cool.
(暗くなってくるにつれ,涼しく感じだしました。)
のように接続詞として使われることが多いですが,ここでは
「~(する)ように」という意味の関係代名詞 として使われています。
他動詞 discussed の目的語が一見無いように見えるのはこのためです。
ちなみに先行詞は主節全体(my starting salary will be $38,000 …)です。
先行詞が後ろにあるので「先行」とは言えない気もするのですが,
関係代名詞 as ではよくあることです。
なお,この手紙〔メール〕は
As we discussed on the phone(電話で議論したように)と
全く同じ用法の as で始まっていることを申し添えておきます。
以上,【7】番 が正解でした。
抜粋部の訳:
「議論したように,私の初任給は38,000ドルですよね。」
③ life insurance benefits will be ---( 3 )--- after 90 days of employment.
与えられた選択肢は,いずれも動詞 provide(~を提供する)の
9. 現在分詞形(providing)→未来進行形
10. 過去分詞形(provided)→受動態の未来形
11. to 不定詞形(to provide)→ be to 不定詞の未来形
12. 原形(provide)
です。be 動詞の後ろに続く可能性のあるのは原形以外の3つです。
そして,この抜粋部の主語である
life insurance benefits(生命保険給付金)は
「提供される」ものであることから,
受動態を使うのが最も適しています。
したがって,【10】番 が正解ということになります。
抜粋部の訳:
「生命保険給付金は雇用後90日から給付されるということですよね。」
<その他の注意点>
・I am pleased to accept … 「喜んで…をお引き受けいたします」
・look forward to ~ing(~するのを楽しみにする)
・prior to then 「その時までに」
then(その時)は過去・未来のどちらの時間でもOKです。
・let me know 「私に知らせる」