Rob(Robert)Clifford さんが,Carnegie さん(女性)にあてて
誕生日プレゼントとして花束を贈ってもらったお礼を書いています。
① It was an honor to receive ---- (1) --- a beautiful bouquet that you sent this morning.
---- (1) --- a beautiful bouquet that you sent (this morning) が
receive の目的語のようです。
receive は 目的語として that 節を持ってこれないし,
SVOO の第4文型の形も取りません。
したがって,they(主格;3.)や it(主格・目的格;4.)は
まず除外されます。(that が省略されている場合,
動詞の直後は代名詞の主格が続くことになるはずです。)
残った such(1.)または so(2.)は
形容詞 beautiful を修飾しているようです。
この両者は抜粋部の a beautiful bouquet(美しい花束)のように
名詞を修飾している形容詞を修飾できます。
ただし,語順に関して次のような違いがあります。
1)such:such + a(n) + 形容詞 + 名詞
このほかに what,quite などがこの語順になります。
2)so:so + 形容詞 + a(n) + 名詞
このほかに as,how,too がこの語順になります。
抜粋部は,--- (1) --- のあとに不定冠詞 a がまず来てから
形容詞が続く形なので【1】番 の such が正解です。
so の場合は,so beautiful a bouquet となります。
なお,抜粋部は It が仮主語であり,
意味上の主語は不定詞句 to receive such a beautiful bouquet … です。
抜粋部の訳:
「今朝,光栄にもあなたの送ったとても美しい花束を受け取りました。」
② At work, we tend --- (2) --- forget that …
tend の後に続くのは to または toward 以外にあり得ません。
単純に文法的に考えても,後ろは
動詞の原形の forget であることから
to 不定詞を使うだろうと容易に分かります。
正解は【6】番 の to です。
tend to do で「~する傾向がある;~しがちである」。
是非覚えておきたいイディオムの1つです。
抜粋部の訳:
「職場では,私たちは…であることを忘れがちです。」
③ beyond a business relationship we are also humans ---(3)--- share a bond of amicability and friendship.
選択肢はいずれも関係代名詞で(ただし what は疑問詞でもあります),
9. what:先行詞不要(the thing which,that which に相当)
10. which:先行詞は ’物’,主格・目的格
11. whom:先行詞は ‘人’,目的格
12. who:先行詞は ‘人’,主格
です。--- (3) --- の前には humans(人間)という
先行詞にあたる語句があります。また,
--- (3) --- の後ろには述部(動詞+目的語)の
share a bond of amicability and friendship(友好と友情の絆を分かち合う)
が続きます。したがって,--- (3) --- には,
先行詞は ’人’ で主格の関係代名詞の who を
入れれば良いと考えられます。正解は【12】番 です。
抜粋部の訳:
「仕事関係を超えて,私たちは友好と友情の絆を分かち合う
人間でもあります。」
<その他の注目点>
・brighten up my day 「私の1日を明るくする」
brighten は形容詞 bright(明るい)に
動詞化の接尾語 en をつけたものです。
・I appreciate the fact that … 「…という事実に感謝します」
appreciate は目的語として ‘人’ を取ることは出来ません。
一方,thank は目的語として ‘人’ を取ります。
この問題でも I thank you again for the gift and …
のように使われています。
・such bright and cheerful shades of flowers
「このような明るくて素敵な,色とりどりの花々」
shade はここでは「さまざまな色合いのもの」という意味。
such はこのように名詞が複数の場合も使用可能ですが,
so の場合は使用不可です。