Rachel Coward,Cindy Anderson,Billy Damon の
3人の学生が Dallimore 教授に対して,
集団行動(collective behavior)に関するレポートの提出期限を
1週間延長して欲しいという嘆願書を送りました。
ちなみに,集団行動とは集団パニックや群衆の行動,デモ等
のことを指します。
① The undersigned students would like to appeal for the ---( 1 )--- of the deadline of our research paper on Collective Behavior.
この文の後には「5日間で仕上げるように言われているけれども,
集団行動に関連する事象(events)や活動(activities)の観察のために
様々なコミュニティーを訪問する時間としては不十分な長さですし,
私たちには他の科目の講義もあります。」という内容が続いているので
【1】番 の extension(延長)を選択します。
手紙〔メール〕の内容をしっかり理解して解答したいものです。
ちなみに,そこからさらに読み進めると,
a week extension(1週間の延長)というくだりが出てきます。
気がつきましたか?
その他の選択肢について,
example(2.)は「例,手本」の意味です。
exit(3.)は「出口」,
excitement(4.)は「興奮,興奮させるもの」です。
なお,undersigned は「手紙の末尾に署名のある」という意味です。
would like to do は「~したいと思う」。丁寧な言い方です。
appeal for ~ は「~(助力・指示・慈悲など)を嘆願・懇願する」。
deadline は「締め切り」。research paper は「研究論文」の意味ですが,
ここでは「レポート」の意味に取りましょう。
また,ここに登場する前置詞 on は「~に関する」という意味です。
抜粋部の訳:
「末尾に署名のある学生は,集団行動に関するレポートの締め切りの延長を
お願いしたく存じます。」
② All of ---( 2 )--- are enrolled in other subjects
この手紙〔メール〕では学生3名が結託して
締め切りの延長をお願いするものであるので,
【6】番 の us(私たち)以外は空欄になじみません。
you(5.)は「あなた(たち)が」,「あなた(たち)を」,
them(7.)は「かれらを」「彼女らを」「それらを」,
things(8.)は thing(もの)の複数形ですね。
なお,be enrolled in ~ で
「~を受講する」「~に入会する」「~に登録される」という意味です。
抜粋部の訳:
「私たちは皆,他の科目を受講しております」
③ a week extension on your ---( 3 )--- assignment
所有格の代名詞 your と名詞 assignment(課題,宿題)との間に
挟まれて空欄があるので,空欄には
形容詞またはそれに匹敵する語句が入るであろうと予想できます。
proposed(12.)は 動詞 propose(~を提案する)の
過去分詞形であり,これを空欄 ---( 3 )--- に入れると抜粋部全体で
「あなたによって提案された課題の1週間の延長」
という,この手紙〔メール〕に合う意味になります
【12】番 が正解です。
ところで,他の選択肢のうち
to propose(10.)は to 不定詞の形を取っています。
形容詞的用法の to 不定詞は名詞等を修飾しますが,
その修飾は必ず後ろから行います。気をつけましょう。
例)Do you have something to drink?(何か飲み物をお持ちですか?)
<その他の注意点>
・We think that 5 days as time frame to pass the research paper is not enough as the instructions tell us to visit different communities to observe events and activities related with our topic Collective Behavior.
「指示では集団行動というトピックに関連する事象や活動を
観察するために様々なコミュニティーを訪問しなければいけないと
されているため,5日間はレポートを提出するための期間としては
十分ではないと私たちは考えます。」
英語では,通常,We do not think that 5 days is enough … のように
主節の think を否定しますが,
ここでは We think that 5 days … is not enough … と
that 節の中を否定しています。
こっちのほうが We do not think that … よりも
「そのように強く思っている感じ」が出るのです。
また,1つ目の as は前置詞で「~として」という意味ですが,
2つ目の as は接続詞であり,
because や since と同様の意味(「~なので」)になります。
・be absent from ~ 「~を欠席する」