Christopher Austin さんが Barnard さんに宛てて書いた
トレーニングセミナー出席の返事です。
① I ---(1)--- an invitation from your good office last week stating your upcoming seminar on Journalism.
各選択肢は次の通りです。
1. will receive:未来・能動態
2. am received:現在時制・受動態(受け身)
3. received:過去時制・能動態
4. receive:現在時制・能動態
receive(~を受け取る)は能動態では
第3文型(SVO)を取るので,
受動態にした場合は目的語が無くなります。
抜粋部の場合,目的語として
an invitation … stating your upcoming seminar on Journalism
(ジャーナリズムに関するあなたの今度のセミナーに
ついて書かれた招待状)
が置かれているので,受動態(2.)が
---(1)--- に入ることはありません。
残る3つの選択肢の違いは時制ですが,
last week(先週)と書かれていることから
時制は過去にすれば良いことが分かります。
正解は【3】番 です。
目的語に話を戻しますが,
stating 以下が from your good office last week を挟んでリモートで
an invitation(紹介状)を修飾しています。
state は他動詞で「~を述べる」という意味です。
抜粋部の訳:
「先週あなたの素晴らしい事務所から,ジャーナリズムに関する
あなたの今度のセミナーについて書かれた招待状を
私は受け取りました。」
② I also want to ---(2)--- more people in the media industry.
各選択肢は次の通りです。
5. meet:~に会う
6. select:~を選抜する
7. estimate:~を見積もる,~を評価する
8. adjust:調整する,適合させる
この手紙〔メール〕はジャーナリズム関係の
トレーニングセミナーへの出席の返事であるので,
「私はまた,もっと大勢のメディア業界の人に
会いたいと思います。」
という意味の文にすれば,内容的に問題がなくなります。
したがって,【5】番 の meet が正解です。
手紙〔メール〕の書かれた目的や話の流れは
しっかりと把握しておきたいものです。
なお,初対面の「~に会う」は see ではなく
今回のように meet を使います。
Nice to meet you.(お会いできてうれしいです。)とは言えても,
[×] Nice to see you. とは言いません。
③ I would like to thank your office for including me as one of the chosen ---(3)--- attendees.
〈one of + 限定される名詞の複数形〉という超有名イディオムに
まず注目して下さい。ここでは the をつけることで限定しており,
名詞については attendees(出席者)と
しっかり複数形になっています。もちろん,名詞の複数形に
不定冠詞の a(12.)や an(10.)をつけることは出来ないので,
これらの選択肢は速攻で除外されます。
残りの2つの選択肢のうち,
few(9.)と little(11.)はともに「少しの」という意味を持ちますが,
few は数えられる名詞(可算名詞)の前に置かれるのに対し,
little は数えられない,量的な名詞の前に置かれます。
attendees は複数形になっていることからも分かるように
数えられる名詞です。従って,【9】番 の few が正解です。
抜粋部の訳:
「選ばれた数少ない出席者の1人として私を加えてくださったことに,
私はあなたの事務所に感謝を申し上げたいです。」
<その他の注意点>
・venue 「(会議などの)会場」
ここでは「機会」ぐらいの意味に捉えて下さい。
・Should there be any changes on the details you have earlier sent me
「万が一,あなたが以前私に送った詳細に変更がございましたら,」
If there should be any changes … の If を省略した場合,
助動詞 should を文頭に持って来る ‘倒置’ が起きます。
should は実現可能性の低いことを仮定する場合に
条件節に置かれます(万が一 … ならば)。ここでは,
丁寧さを出すために使われています。
・call me at my mobile phone number …
「私の携帯番号…にお電話ください」
me at を省略して,call my mobile phone number … と
言ってもOKです。
例)Call 911. (911番にお電話を。)※救急・消防
・so I can adjust to the changes 「私が変更に合わせられるように」
‘目的’ の副詞節〈so that S can …〉(Sが…できるように)の
that が省略されています。
・look forward to ~ing 「~するのを楽しみにしている」
to(前置詞)の後ろは動名詞(~ing)なのに注意しましょう。