Richard Tully さんが Mr. McReal に対して
来週,ビジネス交渉の合間に行われる
正式のビジネスディナーへの招待状を送っています。
① … this meeting ---(1)--- the major terms and the distribution of duties.
選択肢の時制はそれぞれ,
1. 現在完了(has discussed)
2. 過去(discussed)
3. 未来進行形(will be discussing)
4. 現在(discusses)
です。時制を決める要素は何か無いかと文中を探してみると,
この1つ前の文に next week(来週)とあります。
したがって,未来進行形にすれば良いことが分かります。
【3】番が正解です。
discuss は We will be discussing the major terms and the distribution of duties.
(私たちは主要条項と責任の配分について議論するでしょう。)
のように人を主語にすることが多いですが,
この問題のように,this meeting(この会議)などの人以外のものも
主語にすることが出来ます。また,discuss は目的語として
議題・議論のネタに相当することを取ります。
② You are requested to be ---(2)--- time
パーティーの招待状ですから「時間厳守でお願いします」程度の内容だと
推測できます。選択肢のうち,
---(2)--- に入りそうなのは 6. の in と 7. の on ですが,
in time は「間に合って」,つまり期限前に遅れない,という感じであり,
on time は「時間通りに」で早すぎず遅すぎずの程よい時間に,
という感じです。レポートなどの締め切りとは違うのですから,
ここは「程よい時間」の on time が適切と判断します。
【7】番が正解です。
any time(8.)または at any time は「いつでも」です。
例)Come to see me, any time. (いつでも会いに来て。)
例)Any time! (どういたしまして。)
③ The meeting will be important for our future relations and is one of the highlights of this business arrangement between ---(3)---.
ここでは前置詞 between(~の間に〔で,の〕)は
this business arrangement(このビジネス協定)にかかっています。
選択肢は we(私たち)の
9. 目的格(us)
10. 所有代名詞(ours)
11. 主格(we)
12. 所有格(our)
ですが,このうち,between の目的語となれるのは
目的格の us と所有代名詞の ours です。
しかし,be important for our future relations(私たちの未来の関係に重要)
と明確に書かれており,
この手紙の目的(解説の冒頭部分参照)も考慮すれば,
【9】番の us が正解だと分かります。
所有代名詞 ours が入るのは,例えば,
McReal さんと Tully さんの会社の支社どうしが協定を結んだ場合です。
「私たちの支社(=私たちのもの)の間で」という意味を表現するため,
between ours となります。
なお,〈one of the 名詞の複数形〉で
「~の1つ」というイディオムであることと,
this business arrangement が
the ongoing business partnership deal
(進行中のビジネスパートナーシップ協定)の
言い換えであることにも注意です。
<その他の注意点>
・in the midst of ~ 「~の最中に」
・The business dinner will be held on 14th June 2015.
(ビジネスディナーは2015年6月14日に開催される。)
hold は「~を行う」。
dinner の他に party や ceremony などを目的語にとります。
今回の問題のように,しばしばそれらを主語に据えて
受動態の文の中で使われることも多いです。
・senior team of officials 「上級委員(会)」