〈訳〉
金庫から私の持ち物を受け取りたいのですが。
1. 私が持ってまいります。
2. 彼女は私たちのスタッフの1人です。
3. そこまで行くのにいくらかかりますか。
〈解説〉
銀行やホテルで,金庫に預けていたものを受け取りたいという
申し出に対し,銀行員やフロント係がどう答えるかが問われています。
(銀行の場合は「ハリーポッターと賢者の石」の一場面を
思い出してください。)
正解は【1】番です。
it が my stuff(私の持ち物)を指しています。
選択肢2の staff の a は [æ](アメリカ英語)ですが,
質問の my stuff の u は [ʌ] です。
[æ] が「あ」と「え」が混ざったような音で,
[ʌ] は明確に「あ」と強く発音する感じになります。
違いが分かりにくいかもしれませんが,
全体をしっかり聞き取ることでカバーしたいところです。
選択肢3の get は「着く」という意味の自動詞として使われています。
しかし,質問の get は「得る」という意味で使われています。
なお,there が副詞であるため,この場合は必要ありませんが,
「~に着く」という意味(~は名詞)にする場合,
前置詞 to を付けて,get to ~ の形にします。
〈その他の文法・語彙〉
・’d like to do = would like to do 「~させてください」
・stuff
「食べ物,飲み物」という意味や
「物質」「成分」「材料」という意味もありますが,
ここでは先程も述べたように「財産」や「持ち物」という意味です。
・safe「金庫」
・let me do 「私に~させて下さい」
許可を求める表現です。
・staff「スタッフ,職員」
スタッフの一団を表します。
それぞれのスタッフのことを言いたい場合は,
選択肢2のように member を一緒に使うか staffer を使うかします。
・How much does it cost to get there?
バスやタクシーなどの交通機関で使うと便利な表現です。
it は仮主語の it で,意味上の主語は to get there(そこまで行くこと)です。
cost は〈A costs 金額〉のように金額を目的語に取り,
「Aには~かかる」という意味を表す他動詞です。