問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
拮抗抑制の求心路を形成するのはどれか。
1 .
I a群線維
2 .
I b群線維
3 .
II群線維
4 .
III群線維
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問34 )
拮抗抑制は、伸張反射を手助けする働きです。
伸張反射では、例えば、
膝蓋腱などの皮膚への刺激が、感覚受容器(筋紡錘)に入ると、Ia感覚ニューロンから、脊髄へ伝わり、その脊髄からα運動ニューロンを介して、筋肉が収縮します。伸張反射は、ニューロンを一つしか介さないので、「単シナプス反射」です。
この伸張反射の際に、拮抗筋が抑制されますが、これは、筋紡錘から脊髄に入ってきた刺激が、脊髄内のIa抑制性介在ニューロンによって、拮抗筋へα運動ニューロンへ伝わり、拮抗筋の収縮を抑制します。
この介在ニューロンは、Ia求心性線維と、遠心性のα運動ニューロンの間に介在するニューロンです。
更に、この拮抗抑制の時の反応は、介在ニューロンが間に入って、2個以上のニューロンを介すので、「多シナプス反射」となります。
拮抗抑制の時でも、伸張反射と同じく、脊髄への求心路は同じ線維によって、伝えられます。
脊髄に入ったあとに、抑制性の介在ニューロンによって、拮抗筋のα運動ニューロンへ、伝わり、拮抗筋を弛緩させます。
一方、刺激が入った同じ筋肉へ行くα運動ニューロンは、介在ニューロンを挟まずに、直接繋がるために、伸張反射は、単シナプス反射となります。
拮抗抑制には関係ありません。
拮抗抑制には関係ありません。
拮抗抑制には関係ありません。